第29話

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2025/08/28 05:46 更新
スマイル
…着いたよ
コザメ
ー!
葉弦
…(…でっっっか)


スマイルに連れられて、電車を何駅か乗り継いだ後に着いたのは巨大な図書館だった。



俺の身長の倍も高く本がぎっしり詰まった棚が並んでいて、見ているだけで頭が痛くなった。



また、いろんな方向に階段が伸びているため、別棟まであるようだった。




あと他に特徴的な事があるとすれば、ここにいる奴らだった。



全員顔に細長い五角形の形をした紙を貼り付けていて




紙には漢数字が書かれていた。




スマイル
今日ここに来てもらったのは、シャークん種族が何なのか知る為。
スマイル
それ専用の測定器が、ちょっとボロい奴だけどあったはずだから。

そう言いながら、何処からか出した手帳をペラペラとめくっていた。



葉弦
…なるほど、まずそれは分かった。
葉弦
その前に_____








葉弦
……ここって何処?
スマイル
…ピクッ



スマイルがその言葉に反応して、立ち止まった。



スマイル
…ここ何処、って


ゆっくりとこっちを振り返る



スマイル
…真逆、知らずに来たの?
葉弦
俺は水樹に「お前の為になるから」っつって送り出されただけだよ

お前の為、って言うのは今のスマイルの種族やら測定器やらの話で何となく分かった。


葉弦
これの通りに来たら何でか笑也に会って今はただ着いてってるだけ。


そうなかむに渡されたメモ用紙をスマイルに見せた。


それを見てスマイルは目をすぼめる。


スマイル
……


それを手に取った途端、案内を見てさらに顔を顰めた。


意外と表情豊かなことに驚いた。



スマイル
アイツ…説明不足にも程があるだろうが


そう頭をガシガシと掻く。


紙を見る前から少し顔を顰め始めていたあたり、やはり常習犯なのだろうか。








…いや待て
葉弦

なんかコイツら俺に対する説明不足多すぎない???


スマイル
…あー、なんて言ったらいいんだろうな
スマイル
まぁ…所謂___現世と常世の中間みたいなもんかな。
スマイル
ここはほぼあの世みたいなもんだけどさ
葉弦





成、程………











葉弦
えお前死んでんの???
スマイル
死んでねぇわ
スマイル
あくまであっちとこっちの間だっつってんだろ
葉弦
あっちとこっちってどっちだよ
スマイル
も、お前めんどくせぇ…!!!






スマイル
_____…つまり、俺らは別に死んでも無い。
スマイル
ただ、今俺らがいるここには基本人間は入ってこれない。
スマイル
入れるのは異種族だけ。
スマイル
分かった???
葉弦
…分かっ、た。
スマイル
本当に分かってる???
葉弦
分かってるって…
スマイル
本当に_____
葉弦
しつこいってお前
スマイル
はぁ?



控え室のようなところに連れて行かれ、長ーい長い説明を叩き込まれてようやく理解した。




本当にこの世界には正式な名前はないらしく



現世のように、国とかお金とかの概念はあって




でも現世で生まれた人間のような奴らは入れないらしい。




ただし、俺のように現世で生まれた異種族の奴は
各国の"幹部以上の位"を持つ奴の出す招待状がなければ入れない。




俺は本当にレア中のレアの存在らしい。




葉弦
…てか、俺笑也の言う招待状持ってないけど
スマイル
え、これあるでしょ?



そう言って見せて来たのは俺が道導にしていたなかむからもらったメモ用紙だった。



まだ文字は水色に光っている。




葉弦
…え、これが?
スマイル
うん。これ。
葉弦



こんな紙切れ一枚で成立しちゃう物なの…?





スマイル
勿論普通に書くだけじゃダメだけどね。
スマイル
一応法律でこれをやっていいのは国の幹部以上の地位を持つやつって決まってるし、方法もかなり特殊だから。



さっき言ってた幹部以上の位の奴が招待状を書けると言うのはこう言うことらしい。





葉弦
…えーっと…つまり
















葉弦
水樹って、国の幹部なの?

















明日以降投稿頻度死にます。

申し訳ありません。






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