スマイルに連れられて、電車を何駅か乗り継いだ後に着いたのは巨大な図書館だった。
俺の身長の倍も高く本がぎっしり詰まった棚が並んでいて、見ているだけで頭が痛くなった。
また、いろんな方向に階段が伸びているため、別棟まであるようだった。
あと他に特徴的な事があるとすれば、ここにいる奴らだった。
全員顔に細長い五角形の形をした紙を貼り付けていて
紙には漢数字が書かれていた。
そう言いながら、何処からか出した手帳をペラペラとめくっていた。
スマイルがその言葉に反応して、立ち止まった。
ゆっくりとこっちを振り返る
お前の為、って言うのは今のスマイルの種族やら測定器やらの話で何となく分かった。
そうなかむに渡されたメモ用紙をスマイルに見せた。
それを見てスマイルは目をすぼめる。
それを手に取った途端、案内を見てさらに顔を顰めた。
意外と表情豊かなことに驚いた。
そう頭をガシガシと掻く。
紙を見る前から少し顔を顰め始めていたあたり、やはり常習犯なのだろうか。
…いや待て
なんかコイツら俺に対する説明不足多すぎない???
成、程………
控え室のようなところに連れて行かれ、長ーい長い説明を叩き込まれてようやく理解した。
本当にこの世界には正式な名前はないらしく
現世のように、国とかお金とかの概念はあって
でも現世で生まれた人間のような奴らは入れないらしい。
ただし、俺のように現世で生まれた異種族の奴は
各国の"幹部以上の位"を持つ奴の出す招待状がなければ入れない。
俺は本当にレア中のレアの存在らしい。
そう言って見せて来たのは俺が道導にしていたなかむからもらったメモ用紙だった。
まだ文字は水色に光っている。
こんな紙切れ一枚で成立しちゃう物なの…?
さっき言ってた幹部以上の位の奴が招待状を書けると言うのはこう言うことらしい。
明日以降投稿頻度死にます。
申し訳ありません。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!