教室の中に入ると…乳くせさぇーやつばっかりだ。
雪男「こちら、本日より訓練生として皆さんと学びを同じくする生徒です。」
俺の方を見るメガネ野郎
『‹は、初めまして。松葉真昼と申します!よろしくお願いして頂けると幸いでございます›』
と、緊張してるようにそしてどこかのご令嬢のように振る舞う。
乳くせぇ奴らに挨拶をしながら、俺は見つけた。
サタンの餓鬼だ。
見つけると自然と口角が上がりそうになり口元を抑える。
「な、なんや?気分悪くなってしなはったんちゃいますか?」
ピンク色の頭のアホそうなやつが、俺を心配そうに見つめる。
『‹お気ずかい、痛み入ります。悪魔が近くにいると気分が悪くなってしまうんです。›』
少し困ったように微笑みながら伝えると、ピンク頭は顔を真っ赤にして席に座った。
「気分が優れなくなったら僕に言ってください」
メガネ野郎が優しく俺の目を見て話す。
『‹それは、頼もしい限りでございます。誠にありがとうございます。›』
席は自由席だったため、後ろの席をとることにした。
休憩になり、芋女が話しかけてきた。
「わ、私!杜山しえみ!あ、あの!!お友達になってください!!」
と多いな声で手を前に出し言ってきた。
それに、私は笑ってしまった。
『‹しえみさん?でしたか?顔をあげてくださいな›』
と、微笑みながら伝えるとその芋女はニコニコしてやがった。
そして、握手を交わし
『‹友達…は、難しいですけれど……、仲間であれば仲良くさせていただきます›』
と伝えると最初は寂しそうにしていたが嬉しそうに“ありがと”と言ってくれた。
“ありがとう”
何年も聞いてなかった言葉だ…
しえみ「次は体育実技だよ!」
『‹えぇ、ありがとう›』
と微笑んだ。
目の端で“奥村燐”を観察しながら。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!