ペラッ
「ねえグガ、最近俺たちのこと無視しすぎじゃない?」
ジンから始まる本音大会。
「俺たち、お前になんかしたか?」
「他人に興味も持たなくなったし、何も言わなくなったじゃん。」
ユンギに続きホソク、
「そうだ。少しくらい言う通りにしてみたらどうだ?」
そしてナムジュン。
「最近メンバーに何かあっても気にしなくなったし、慰めもしないし、励ましもしない。」
「そんなに俺たちの事嫌い?」
ジミンの問いかけに、
「俺たち、家族なんじゃなかったの?」
「さすがに、酷いよ。今まで一緒にいた時間はなんだったの?」
テヒョンの問いかけ。
「酷いのは、どっちですか。」
そんな中、ジョングクが口を開いた。
「何が無視しすぎ?」
「前まで僕がヒョンに話しかけても無視してきたくせに、今になってよくそんなこと言えますね。」
「「お前に何かしたか?」って、こっちが聞きたいですよ。」
「元々僕に興味なんか持たなくて、気にしようともしなかったのに。」
「励まして欲しい?慰めてほしい?」
「僕にしなかったのにね、」
「自分が他人に与えてないものを、どうして欲しがるんですか?」
「貰わないと返せない。返されないと貰えない。」
「ヒョンがかつて、僕を慰めてくれたことありました?」
「励ましてくれたこと、ありました?」
「いくらなんでも我儘すぎですよ。」
「家族ですって?」
「僕のこと、家族だなんて思ってたんですか?」
「逆に僕が聞きたいですよ。今まで一緒にいた時間はなんだったんですか?」
「僕がいくら貴方達を求めても、パートナーしか見てなかったくせに‼︎‼︎‼︎」
「ずっと愛してきたのに、貴方達は愛してくれなかった‼︎‼︎‼︎」
「だからこっちも愛さなくしたんですよ‼︎‼︎‼︎」
「自分が愛さなかったくせに、今更文句ですか⁉︎⁉︎⁉︎」
「ただ、愛して欲しかっただけなのに。」
震えた声で、一筋の涙を流しながらジョングクはそう言った。
ただその瞳だけは暗く、温もりのひとつも感じられない冷たい視線だった。
憎しみと寂しさを有り得ないほど詰めて、黒く染まってしまった瞳をヒョン達は後悔しながら見つめるのだった。
でもその涙はきっと、世界で一番儚く、美しかった。
そんなジョングクの訴えに、ヒョン達はやっと目を覚ました。
自分達は今まで何をしていたのかと。
ジョングクはどんな気持ちで過ごしていたのかと、
その途端、後悔が押し寄せてきて、ジョングクに泣きながら謝罪をした。
そして人を愛することの大切さ、愛さないことの愚かさを知ったのだった。
パタン
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ジョングク)うぅっ、泣 ひっく、泣
ジョングク)主人公の子可哀想ぅぅ、泣
ジン)え!?ジョングガ!?どうして泣いてるの?!
ジン)この本怖かった!?
ジョングク)違うのぉ、泣 可哀想なのっ、泣
ジン)あぁ、何故か僕達と名前が同じヒョン達ね。
ジン)ほんとに意味わかんないよね!?
ジン)ジョングクが可哀想ったらありゃしない。
ジン)しかもなんでよりによってこんな可愛いジョングガと同じ名前なの!?
ジョングク)うわぁ〜ん泣












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。