
キムジュンソ
youside
10月31日
ハロウィンの日。
ハロウィンパーティーの準備をしながらふと机の上を見た。
「…どうしよう」
机に並べられた2つの袋。
1つは猫なりきりセット、ふわっとした黒いワンピースに、猫耳、尻尾、手袋、靴下。
もう1つは、友達に押し付けられたメイド服。
f「男はメイド服が好きだから☆」
「はぁ、?」
ハロウィンだし、と思いながらも20歳超えたいい歳した大人がメイド服とか、…
「…ごめんなさい、ㅎ」
寝室にメイド服はぶん投げときました。
『ただいま~』
仕事から帰ってきた1つ年上の彼氏。
張り切りすぎかな、なんて思いながら猫になってお出迎え。
「おっぱ、おかえり」
『お、…可愛いㅎ』
「ありがとう~」
「おっぱ、トリック・オア・トリート!!」
『はい、どーぞㅎ』
毎年違うものだけど、有名店のお菓子をくれる。
今年も無事GETですㅎ
『今年は仮装したんだㅎ』
「ちょうど目に付いただけだよ」
『似合ってるよ、可愛いㅎ』
「わかったよㅎ」
帰ってきてからまだ玄関から動いてない。
頭を撫でられながら、まぁいいかと諦める。
ちゅッと頬にぽっぽをされて、
「や~、いいってㅎ」
『あまりに可愛いから、許してㅎ』
「もう、ㅎ」
「ほら、ご飯できてるからリビング行こう?ㅎ」
『お、楽しみㅎ』
手を引いてリビングに向かった。
ご飯を食べて、ソファーでゆっくりする。
おっぱの腕が肩に回されている。
『…お手』
「猫はお手しないよ~?」
『そっか、ㅎ』
「ㅎㅎㅎ」
しょうがないからお手している手に顎を置いてみた。
びっくりしたような顔をして、でもすぐに笑顔になって、顎をくすぐられる。
「くすぐったいんだけどㅎ」
『だって、本当に可愛いんだもんㅎ』
『それにいつもはこんな事しないでしょ?』
「今日だけにゃ~ㅎ」
『…もう1回言える?録音…』
「言いませんㅎ」
『けち』
「子供みたいなこと言わないでㅎ」
拗ねた?みたいなおっぱが私の肩に頭を乗せてくる。
ふわふわとした手袋で頭を撫でる。
『幸せだよ、』
「私もㅎ」
『好き』
「私も好きだよ?」
『来年何の仮装する?』
「え、来年?」
『うん、来年』
「…来年も一緒いるのかな?ㅎ」
『ん、離さないよ?』
「離れないよㅎ」
なんて、冗談言い合ったりして楽しいハロウィンになりました。
『これロック画面に設定しとこ』
「や~おっぱ、恥ずかしい」
『可愛いから。うん。』
「そういうことじゃない…ㅎ」
『あ~…可愛い』
『ね、メイド服落ちてたんだけど』
「…見てないってことにして」
『着てくれる?』
「着ません」
『え、でも』
「着ません」
『…はい、』
…
ハッピーハロウィン🎃
リクエストありがとうございました~
リクエストといいね待ってます🎃













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。