第2話

1.
44
2025/08/29 11:00 更新



















ある日の早朝。



城下街にて__



















(なまえ)
あなた
おじいちゃん、おはよう
おじいさん
おじいさん
ああ、おはよう
おじいさん
おじいさん
朝ご飯はちゃんと食べたかい?
(なまえ)
あなた
うん
おじいさん
おじいさん
そうか、今日はどうしたんだい?
(なまえ)
あなた
魔宝石を見つけたから
おじいさん
おじいさん
ああ、持ってきてくれたのか
おじいさん
おじいさん
いつもありがとうね
(なまえ)
あなた
うん
おじいさん
おじいさん
じゃあ好きな魔書を持っていきなさい
(なまえ)
あなた
じゃあ…………これにする
おじいさん
おじいさん
それは魔導書だよ
おじいさん
おじいさん
お嬢ちゃんにはまだ難しいと思うがね
(なまえ)
あなた
ううん、大丈夫
(なまえ)
あなた
頑張って読むから
おじいさん
おじいさん
そうかい、まあ勉強も大事だからね
おじいさん
おじいさん
いいよ、はい、どうぞ
(なまえ)
あなた
ありがとう
(なまえ)
あなた
またね
おじいさん
おじいさん
ああ、頑張ってな、ご贔屓に




















…いい魔導書が見つかったな。



早く読みたいけど…



今日は確認しないといけないことがあるし。




















街人
街人
聞いた? 魔王が復活したって
街人
街人
ええ、もう討伐に向かった隊もあるらしいわ
街人
街人
今回は復活までかなり早かったわね
街人
街人
ああ、毎々早まっているって噂だぞ
街人
街人
いずれは__





















……やっぱり。



あの日感じたおぞましい気配は……。



それに、今回の復活速度。



早いなんてものではなかった。



異常だ。



確実に加速している。



回数を重ねるごとに倍々程の加速がされている。













………これは、見過ごせない。



人間に被害が及ぶ。



魔王の人間統制だけは許されない。



…いい加減、私も動こうか。










しかし、こんな少女では、討伐隊には加われないだろう。



どうする……?



城下街を歩きながら私は考えた。



一人で旅をしてもいいが、もし討伐ができたとしても、



名前と顔がすぐに知れ渡ってしまうだろう。



そうなると、今後の暮らしに支障が出る。



討伐隊に入隊するなら、容姿を変えることは必須。



だが、姿を変えるにしろ、身長を盛るにしろ、



体に触れられたらバレてしまう。



…このままの容姿でできることは……。




















そうか。



魔法学校からならば。



私立ではなく、



国が建てて管理を行っている魔法学校の場合、



生徒の中から選ばれる精鋭部隊は特例で魔王の討伐隊に



加わることができる。



それなら、誰かに注目を集めれば、



目立たなく討伐することが可能だ。



その後への不安も少ない。




















よし、これでいこう。



考えがまとまった。



































私はゆっくりと、国立魔法学校に歩みを進めた。




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