宇髄さんの一言から鬼の頚が斬れた
もう一体の鬼と宇髄さんとの戦いが始まった。
鬼は鎌で宇髄さんに攻撃をしていた。
ドン!
宇髄さんの火暴で部屋が爆発した。
しかし、2体の鬼はビクともしていない。
そしてまた宇髄さん兄の戦いが始まった。
私は花魁を兄鬼から離し、屋根の上に登った。
すると、炭治郎たちが一般人を逃がしていた。
ビュルビュルビュル!
無数の帯が襲ってきた。
カンカン!
刀で弾くので精一杯だった。
上手くかわされるだけだった。
ジャキン!
上では…
ビュン! ジャキン!…
上も下も攻防戦が繰り広げられていた。
気づけば宇髄さん達も外に出て戦っていた。
そして、宇髄さんのお嫁さんの1人がクナイを出し、
兄鬼目掛けて放った。
スパン!
花魁の頚が斬れた。しかし、
砂煙が舞い上がった。
すると、兄鬼の姿は消えていて、宇髄さんのお嫁さんに襲いかかっていた。
ジャキン!
私は兄鬼の腕を斬った。
また兄鬼が襲いかかってきた。
ドン!ジャキン!
私と宇髄さんは屋根の上から落ちた。
そこには腕が1本斬られて意識を失っている宇髄さんの姿があった。
すると、兄鬼が攻撃を出して屋根が崩れた。
ドン!
炭治郎が兄鬼の頚を斬ろうとしている。
私もまた花魁に攻撃をした。
頚に当たったが、花魁は頚を帯のようにして耐えていた。
バン!
瓦礫の中から善逸が飛び出してきた。
すると帯を踏み台にしてものすごい速さで頚狙ってきた。
バッ!
猪頭が飛び出してきた。
ジャキン!
スパン!
2人の頚が斬れた
スタスタスタッッ!!
すぐさま宇髄さんのところに駆け寄った。
ギュルッ ギャギャギャギャギャ!
竜巻のような兄鬼の最後の血鬼術が出された。
急に立ち上がると一気に毒が回ったような感じがした。
ブワッ!
炎に包み込まれた。
禰豆子ちゃんは私も同じように炎で宇髄さんの毒を消してくれた。
お嫁さんそっちのけで抱きついて泣いたまま意識を離した。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!