第8話

豆原一成と與那城奨
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2025/01/05 01:20 更新
與那城奨side
この子が、新しいまめの友達かぁ。


根は優しそうな子だな。


後にまめから聞いたんだけど、この高校に来て初めてできた友達がまめだったらしい。


皆怖がって逃げられてたなんて、


俺は実は学校で蓮を見たことがあった。


皆がグループになって楽しそうに話してる中、蓮だけ一人だった。


その瞳からとても寂しそうな感じがした。


でも、今は友達が出来て、少し明るい顔になってる気がする。
川尻蓮
あの、奨君、聞きたいことがあるんですけど、
與那城奨
ん?何ー?
川尻蓮
何で奨君とまめは一緒に住んでるんですか?
あー。言われると思った。


まぁ、言えない訳じゃないから言うことにした。
─────数年前


俺はその時高一で、今の蓮と同じように、家庭の事情で一人暮らしをしていた。


別に親がいないとかそういう訳じゃないけど、


バイトも頑張ってたし親もちゃんとお金を送ってくれた。


そんなある日、


俺は下校の時電車の遅延で7時半にやっと住んでる駅に帰れた。


それで近くのコンビニで夜ご飯買って帰ろうとしたら、


自動ドアの前に小学生位の男の子が一人で座ってた。


俺は心配になって思わず声を掛けてしまった。
與那城奨
君、大丈夫?
その子は顔がもう死んでて、ガリガリで、服も体も汚くて、もう何日も家に帰ってないんだなと思った。
豆原一成
………
與那城奨
お母さんとかはいないの?
豆原一成
………いません
與那城奨
ご飯はいつから食べてないの?
豆原一成
……2週間ほぼ水。
これはまずいな、って思って俺は家に連れて帰ってお風呂に入れてあげて、コンビニで買ったご飯もあげた。
與那城奨
君、名前は?
豆原一成
豆原一成です。
多分この子は親に捨てられたんだなたって思った。


それでその子を泊まらせてあげて、次の日から学校が休みだったから、俺の親のところに2人で行って、その事を話した。


でも、親は最初は嫌がってたんだ…

つづく

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