あなた「…やばぁいこれ」
なになに?竜胆仕事多くない?私も多い方だけど終わる気しないんだけど
…軽はずみにやるなんて言ったら死ぬなこの会社
こりゃ寝れないわけよ…
竜胆も私も人並みに睡眠を取れてるかと言われたら取れてない方。
けど量が量よ
あなた「メガネ買おうかな〜…」
竜胆「………あなた」
あなた「あ…竜胆起きた?」
竜胆「起きたけど……大丈夫か?」
あなた「うん!大丈夫だよ!そろっとご飯にするよ」
とりあえずパソコンの電源をきって竜胆のご飯を作る。
……慣れないとなぁ
ご飯が終わりもう夜の8時半
私はまだ4割くらいしか終わってなかった
あなた「…………猫の手も借りたい」
竜胆のも含めると私の仕事の2倍
私の仕事だけでも結構キツかったからなぁ…
カチャカチャとタイピングするけどブルーライトがもう目を殺しに来てるよ
マジメガネ買おう…
竜胆「…………………」
5日後
あなた「………………………」
竜胆「…………………あなた?」
あなた「…何?」
竜胆「ちょっと休まないのか?」
あなた「大丈夫だよ………まだ五徹目だよ」
竜胆「くまがえぐいぞ」
あなた「大丈夫だよ…そろっと竜胆お昼寝の時間だよ…」
竜胆「……………」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!