第6話

愛情×5
193
2023/08/12 12:30 更新
   
  (あなた視点)
あなた
ん...
目が覚める。さっきまでのまぶしい太陽の姿はなく、
山の向こう側に重なって見えていた。
自分が今まで何をしていたのか思い出せない。
ただ、朝に起きたところまではわかっている。
あなた
なにしてたんだっけ...
    シャーーー(カーテンを開ける音)
らっだぁ
!あなた、今起きたの?
あなた
うん、なにしてたっけ?私、
らっだぁ
朝、ものすごい物音がしたからカーテン開けたら、
あなたが倒れてたから、
あなた
ほんとに?最悪、
らっだぁ
ナースコール押すね、
   数分後...
看護師さん
起きられたんですね!では、念のため
異常がないか確認するのでついてきてください
あなた
はい、
 帰ってきて、



朝、倒れたのはストレスによるものらしいって、
お医者さんが言ってた。なるべく考え過ぎないように、
少しでも楽しいことを考えた方がいいって、言っていたけど
病院生活で楽しいことを考えるって難しいことだと思うんだけど、
自分ではわからないものなんだなぁ
らっだぁ
どうだった?
あなた
うぅ~んストレスとかなんとか、
らっだぁ
そっか..
    (らだ視点)
かける言葉が見つからなかった。なんて言えばいいのか、
どうすることが正解なのか、わからなかった。
少しでも楽になろうとする君が、昔の自分と似ていたから、
「大丈夫だよ」なんて慰めの言葉をかけようとする思考には到底ならなかった。
いや、できなかった。「大丈夫だよ」の一言で簡単に救われることなんてないことは
自分が1番わかっていたから、



あっという間に時間は過ぎて星空が見え始めた。
あなた
らだ、おやすみ
らっだぁ
うん...おやすみ
夜の挨拶をかわし、静まり返った病室。
不気味だと思う心のどこかには心地よいという思いさえも感じさせられる。
月が見えた。そういえば前のお隣さんは星空が好きだって言っていたような気がする。
君の死亡推定時刻になるといつも思い出す。どうしてあんなことになってしまったんだろう




屋上、君が飛び降りた場所。君が死んでしまう前は仲良かったのにな、
そう思ってるのは自分だけなのかもしれないけど、
見れば見るほど星がはっきりと見えてくる。
名前がわからない。あなたの前にいたお隣さん。
即死だったんだって、看護師さんに聞いたんだ。
今日もまた、眠れないな、
天兎
天兎
久しぶり?と言っていいのかわからないけど、お久しぶりです!
天兎
天兎
ちょっと真面目に忙しいです!
天兎
天兎
夏休みの宿題あるんですけど、自分危機感ないと勉強できないんですよ!
天兎
天兎
なのでやばいです!
天兎
天兎
言うことないな~
天兎
天兎
あっ!お寿司屋さん行ってきました!おいしかったです!(聞いてない)
天兎
天兎
エビが大好きなんですよ!
天兎
天兎
...もう言う事ないんで〆ますね!
天兎
天兎
それじゃあバイバイ!

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