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あなたの下の名前「おはよう」
相澤「 … まだ眠い」
プロヒーローと雄英教師という2足の草鞋を履いた彼はとても忙しい。
こうやって2人で過ごす時間は貴重だけど彼の体のことを思うと甘えさせて欲しいなんて言えないし、少し我慢しなくちゃとも思ってしまう。
相澤「まだ寝てろ」
上体を起こしていたのに彼の腕に纏わり付かれて、そのままお布団の中に逆戻り。
目の前には彼の胸板があって、手はしっかりと握られてる。
三十路なのにそういうところが可愛くて仕方ないんだよ。
この手が市民とか雄英の子達を守ってて、新たなヒーローを育成してると思うとなんだか嬉しい気持ちになってしまう。
あなたの下の名前「綺麗な手だねぇ … 」
相澤「あなたの下の名前の手の方が綺麗だろ」
あなたの下の名前「起きてたんだ」
相澤「寝れなくなった」
握られた掌を解いて手を合わせてみたり。
嬉しそうに消太さんの手で遊ぶ私を消太さんは優しい眼差しで見つめていた。
あなたの下の名前「大変だね、消太さん … 毎日お疲れ様」
相澤「 … はぁ」
ため息が混じったような声を上げてぎゅっと消太さんの体に包み込まれる。
「あんまり可愛いことしてくれるな」そんな声が聞こえて背筋をなぞるようにつつーっと消太さんの指が背中を弄る。
優しく撫でるような触り方だったのにいつのまにか、なぞって楽しんで私の出方を伺うような手つきに変わっていた。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!