緑 side ※ めちゃ長いです
俺は いつだって 本音を言えなかった。
”優等生キャラ”としか周りから見られなくて
ほんとは言いたいことがあるのに 言えないまんま 心の奥に溜まっていく
そんな時 君の声に救われた 。
俺はあんまり記憶がいいほうではないけど
みことちゃんと話したことは全部覚えてる
だからこそ みことちゃんの好きな人のことは
すぐに分かった。
俺とはほぼ真反対の見た目 , 性格
灰色の髪に青とピンクのメッシュが入った
見た目も中身も全部可愛い子 。
みことちゃんは ああいうタイプがすきなんだなぁ
って思って辛くなる 。
”俺と付き合ってくれたら きっと あの子 より
幸せにするし大事にする”
そんなことを彼に言ってみたい でも言えない 。
でもそれはきっと ひまちゃんも 同じことで
ひまちゃんだって 叶うわけないってわかってたはず
それでもいいって行動したんだ。
すごいなぁ、ひまちゃん
俺にはそんな勇気出ない 。
らんらんにも言われた。
”泣きそうな顔してる”って
俺も 告白したら ありえないかもしれない だけど
もしかしたら 神様が俺に微笑んでくれるかもしれない
気づいたら 俺は みことちゃんの部屋に向かっていた 。
( ガチャ
ほんとは 悲しいはずなのに
俺は 素直に悲しめない。
本当に好きだったら その人の恋を応援するって
誰だっけ 、らんらんだかが言っていたけど
俺は 諦められない 。もしかしたらって思ってしまう
俺の中の悪魔が ずっと俺の心を蝕んでいる
苦しくて動けない 。
衝撃だった 。頭をトンカチで殴られたように
全身が冷えていく感触がする 。
まさか みことちゃんにも気づかれていたなんて
昔 ひまちゃんに 言われた
「怖い」
みことちゃんはそんな事しないってわかってるのに
真っ向から 否定される気がして 息ができない
目の前がくらくらして 顔が熱い
「苦しい」
俺は本当にこの選択で合っているのかは分からない
でも もう言うしかない 。
早口で言ったあと 俺はしばらくみことちゃんの顔を
見ることができなかった。
やっと 顔をみたとき
耳を真っ赤にしている みことちゃんがいた 。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!