イルミに呼ばれ、何かと来てみればあなたの下の名前がいないことへの愚痴だった
余程限界なのか、これほどまでキャラ崩壊しかけるイルミを、初めて見るヒソカ
まだ昼間だというのに酒に酔うはずのないイルミが、なんだかヤケ酒をしてアルコールが回っているかのような事ばかり言う
テーブルに頭をつっぷして微動だにしないイルミ
ヒソカはやれやれ…と酒を口に運ぶ
止まらないイルミに殺害予告を受けるヒソカ
そしてヒソカも疑問を投げかける
ヒソカが聞き返すと、悔しがりながらもどこか満足気な顔をするイルミ
イルミに睨まれ黙るヒソカ
イルミは再び視線を窓の外へと移す
イルミは残念そうに手元のコップを見つめると、また口を開いた
ヒソカは呆れながら、頬杖をする
イルミは空のコップをバーテンに渡すと、おかわりを要求する
そして代わりの酒が来るまで携帯の中のあなたの下の名前を見つめた
ヒソカを残しさっさと居なくなるイルミ
そしてイルミの頼んだ酒が届くと、仕方なくヒソカが受け取った
1件のメッセージが入り、急いでバーを出るイルミ
そしてたどり着いたのは空港だった
ガラガラと荷物を引きながらイルミの元へと歩いてくるあなたの下の名前
しかし、どこか様子がおかしかった
目の前に来たあなたの下の名前はイルミを確認すると安心したかのようにイルミへと倒れ込む
すぐにあなたの下の名前を支えると、かなりの高熱に侵されていた
すぐにマンションへと戻るとベッドにあなたの下の名前を寝かせ、濡らしたタオルで汗を拭ってやる
時折額に手を置いては体温を確認し、冷たいタオルを頭に置く
そんな事を繰り返していると、あなたの下の名前の携帯が鳴る
画面を確認するとそこにはあなたの下の名前の師匠の名前が表示されていた
そのままブツッと電話を切られ、ツーツーと音だけが鳴る
イルミはとりあえず携帯をベッド横のサイドテーブルに置くと、未だ苦しむあなたの下の名前の世話を焼いた
翌朝
あなたの下の名前が目を覚ますと、前にも見た光景が広がる
すぐに起き上がり、ベッドを背に座るように眠るイルミを起こした
イルミは振り返り、立ち上がるとベッドへ座り、あなたの下の名前を抱きしめる
まだ顔色の良くないあなたの下の名前を気遣い、そのまま横になるように促す
イルミの発言に、あなたの下の名前は目を丸くする
すると、え、どういう事?と困惑し始めた
あなたの下の名前は少し面白く無さそうに言う
するとイルミはそっくりじゃん…と呟いた
ブーメランだねと返すと、イルミは一番気になっていた事を聞く
イルミが聞くと、あなたの下の名前は少し困ったように答える
無事、最終試験まで残ったあなたの下の名前
合格するものの、最終試験付近から地獄の道が開いたこともあり試験終了後、体調不良の為先に帰国
後にハンター協会にて取りに来いとのお達しだった
嬉しそうに言うあなたの下の名前に良かったねとイルミは答える
そしてあなたの下の名前が眠りにつくのを確認すると安堵のため息をついた













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。