映画当日
真田は何でこんなに普通の友達みたいに接しているんだろう…
そうか、彼女は私のファンだったんだ
あの後、ポップコーンとジュースを買って指定されたスクリーンまで移動した
ここにたくさんの自分のファンが居ると考えると、緊張してしまう
ライブよりも近距離だから、バレそうで怖い…
「この声をみんなに届けたい、あの歌い手みたいに笑顔と希望を届けたい」
顔が赤くなっていくのがわかる…
いざ、自分の声を映画館で聞くとなるとかなり恥ずかしい
彼女の目の周りが赤くなっていた
はぁ、こっちは
恥ずかしさで死ぬかと思ったわ
真田さん、自腹で13万貢いだ…
っていうか、真田さんお金持ちだな〜
とても、気分がいいらしい
ようやく、地獄が終わった
自分の部屋
疲れた〜、
なんでいじめっ子の隣で呑気に映画なんか見てるんだろう…?
今度こそ断らなきゃな…
思ったよりお金使っちゃった
収入があるとはいえ、大学に行くために貯金もしなきゃだから
あんまりお金使わないほうがいいよね、















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。