第4話

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2023/11/20 10:00 更新


執事に連れられ、長い廊下を渡り、別の棟へと連れていかれた。

入った場所は俺の部屋らしく、

"道具"そう言った割には豪華な部屋だった。


執事
…どうされました?

桃_N.
桃_N.
あ、いや…w

桃_N.
桃_N.
道具って言った癖に、随分豪華な部屋だな…と

執事
そうですね…確かに…w


笑いかけてくれた。

久しぶりに優しさを向けられたような気がした。


桃_N.
桃_N.
あ、荷物…持ちます!俺のですよね…

執事
あ、いえ!これが執事の役目ですので…!

桃_N.
桃_N.
執事とか良いんで!よかったら…

桃_N.
桃_N.
仲良く…してくれません?


それを聞いた執事さんは口を開いたまま、固まってしまった。

さすがに変なことを言ったか…?


桃_N.
桃_N.
いや、あの…さすがに寂しいなと思って…

執事
…良いのですか…?

桃_N.
桃_N.
え、逆に駄目だったり…?

執事
お願いします!


その途端、肩からスッと力が抜けた。

友達も、親も、俺の味方もいない所で、

一人目の仲間。


執事ー永田
私、永田と申します!

桃_N.
桃_N.
内藤です!下は…ないこです!

執事ー永田
内藤様…

桃_N.
桃_N.
ないこでいいです!

執事ー永田
じゃあ…ないこ様、で!

桃_N.
桃_N.
ん~…まぁいっか…


今度何か作ろう、今度色々話そう…

そんな他愛のない会話をしていた時。

後ろから感じの悪い、低めの声が響いた。


青_I.
青_I.
ちょっとうるさいんやけど。黙れないん?

青_I.
青_I.
ここでうるさくすんなら、他行けよ。



渡り廊下で見た、青い髪の男の人。

ここ東京なのに関西弁…とか思ったが、

その前に怒りが湧いてきた。


桃_N.
桃_N.
はぁ…?あのさっ…


一喝してやろうと思ったが、永田さんに腕を掴まれた。

妙に怯えているようで、顔が真っ青だった。


青_I.
青_I.
…なに。ていうか誰。

青_I.
青_I.
はぁ…時間無駄にした…

青_I.
青_I.
早くどっか行って。


我慢の緒が切れた。それが分かった。

身体に力がこもるのが分かる。


桃_N.
桃_N.
永田さん、ちょっとそこにいて。

執事ー永田
え…?


永田さんの腕を優しく自分の腕から離させる。

青い髪の男に向かって一歩、二歩と。

少し怯えている自分に怒りが湧いてきた。


桃_N.
桃_N.
こんにちは。ニコッ



笑いかけた後、バチン…と鈍い音がなった。


青_I.
青_I.
……は、

執事ー永田
ないこ様っ…!?


怒った顔をした青い髪の男の頬に、

赤い痣が出来ていた。


桃_N.
桃_N.
お偉いさんか知りませんが…

桃_N.
桃_N.
自己中な王様と言うことはよ~く分かりました。

青_I.
青_I.
…お前誰だよ。

桃_N.
桃_N.
貴方の番ですよ。まぁ、仮ですが。

桃_N.
桃_N.
αの方々は何人でも番を作れますもんね。ニコッ

青_I.
青_I.
チッ…


本当に感じが悪い。

執事達も何かされてきたんだろう。

まぁ、馴れ合うつもりもないし、彼方も無いだろう。


青_I.
青_I.
彼奴の命令か何かか知らんけど、馴れ合うつもり無いから。

桃_N.
桃_N.
大丈夫です。此方もですよ。


本当にイライラしているようで、

頭を掻いたりと動きが落ち着かない。


桃_N.
桃_N.
(俺、煽りスキル高い…!?)


気付いたらあの人は視界から幽霊のように消えていて、

永田さんの呆然とした顔が一番に目に入った。


桃_N.
桃_N.
あ~…俺…やばいことした…?

執事ー永田
やばい所じゃないです…っ!!

執事ー永田
当主様に伝わったら…っ

桃_N.
桃_N.
番辞められるのでは!?

執事ー永田
え…



桃_N.
桃_N.
え、あれ?変なことを言った…?

執事ー永田
…んふふ、本当、素敵な人ですね…

桃_N.
桃_N.
…そう…?えへっ…w










青_I.
青_I.
……


外に咲いたブルースターの花弁が、

風に乗り遠くに飛ばされた。





短編集以外の作品で初めてランキング乗りました…!✨

ありがとうございます…!


無理矢理、桃くんキレさせたんで、

違和感あっても許してくだせぇ…


執事さんに愛着が湧いてきた。



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