俺のことを、警告も交えて
“ ちぐさ ” と呼んできた。
静かに笑う彼は、目なんて笑っていない。
この世界を知っているような雰囲気を身にまとっている。
「 それじゃあ 、 此方に来るのを楽しみに待っているよ 」
言葉を残して、消えた " あっきぃ "
彼が言葉以外に残していったものは 「 トランプ一枚 」
此処がアリスの世界と似たようなものなら、
あっきぃはハートの女王の立ち位置に居る。
まぁ、別にいいや。
まずは、目の前の「 あっとくん 」や、その他のメンバーを、思い出させること。
話はそこから。
今は、「 アリス 」として過ごそうじゃないか。
物語の運命に従順な、主人公として。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!