次の日。外からの光で目が覚めた。ミール国にいた頃はメイドさんが起こしに来てくれたが、今日は誰かに起こされることなく起きることができた。朝食を作ってからお祖父様を起こしに行く。
心なしかおじいちゃんと呼んだ時に喜んでいる気がした。僕も今までより距離が近くなって嬉しい。おじいちゃんと一緒に朝食を食べて、僕は学校へと向かった。
学校には沢山の人がいた。席の指定やホームルームはなさそうだから、とりあえず僕は空いている席に座った。何をすればいいのか分からないまま椅子に座っていると、黒髪でメガネをかけた大人しそうな男の子が僕のところにやってきた。
それからは授業が始まるまでメイト君と一緒に遊んで、初めての学校生活を満喫した。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!