花さそふ 嵐の庭の雪ならで はえゆくものは 触手なりけり…
翻訳→鮮やかに映え、力強く生きていく生命とは、庭の桜を散らす花吹雪などではなく、触手だったのだな
そう言って触手を動かす先生。
先生の顔色が変化した。桃色に。
紙の裏にナイフを隠していた。
ゆっくり歩き出す。
隠していたナイフを思いっきり突き出す。
ガシッ
ブシュッ……
触手が一本、破壊されていた。靴の裏に切って貼っていたらしい。
一瞬にも満たない時間でアイコンタクトを取る。次に瞬きをした瞬間にはあなたの下の名前たちは先生に抱きついていた
首には…
“爆弾”と思しきものが吊り下げられていた
爆発音が響いた。
BB弾が一面に散らばった。
天井には目を赤く光らせた先生がいた。
先生の顔は、見るまでもなく…
真っ黒だった。
すると先生は高速でどこかへ消えてしまった
少し待つとまた見えたが手には何かを持っている。
ガララッ…
クラス全員の表札が落とされた。
“君たち以外を地球ごと消しますからね”
先生の顔が朱色になった。
触手を2人の頭に置いた。
紫色になった。不正解の時の顔。
マッハ20で怒られた。
うねる触手で褒められた。
この異常な教育が、
2人の少年少女は普通に嬉しかった
僕らのことを正面から見てくれたから。

青春・学園の新作ランキング12位‼︎
ありがとう‼︎




























編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。