第67話

16,608
2019/01/20 02:23



side:佐藤







室「 … あなたはどうしたい?」



『 は?』



室「 康二についていきたいん?」



『 、、、』








































オカンが持ってきてくれたりんごジュース


を一口飲んでから室が言った 。


行きたくない。そう言い返せなかった。


1人ぼっちになった方がマシやと思ったけど


本当はみんなといたい。こーちゃんといたい。


やけど東京には行きたくない。















































『 … 私は関西でデビューしたい 。
けどこーちゃんと離れたない 、』



藤原「 … もう無理や 。
タッキーに希望はあらへん 」



『 そんなんっ 、分からへんやん 、!
だってタッキー言うてくれたもん、!!!
この仲間とてっぺん目指せよって!!!』



西畑「 あなた 、、、」



『 もう何信じたらいいか分からへんっ!!!
今も友達からLINEきて情報局のプロフィールから
こーちゃんと 、龍太くんの消えたって 、』



藤原「 は?」



西畑「 龍太くんも?」



室「 … 消えただけやって 、笑
なにわ男子とチビ5の場所出来ただけで
退所するわけやないから!!!笑 」



『 じゃあ春松竹出るんっ 、??』



室「 っ 、それは 、、、分からんけど 、」



西畑「 出なかったら退所同然やん 、」



全「「 ……… 」」



『 … みんなあたしから離れてく 。
柊真も 、紫耀も 、こーちゃんも
全員東京に行っちゃうやん 、』



西畑「 あなたっ 、それは違う!!」



『 何が違うんっ?!?!兼任とか期間限定とか
もう大っ嫌いやねん!!!みんな嘘つきや!!!』



藤原「 … ほれ 、」


















































荒ぶってる私の手を取ってしっかりなにかを



握りしめてきた藤原 。… スマホ?



画面には " 非通知 " というか文字が浮かんでいた 。



いや 、通話中やん 。なんで今やねん意味不 。

















































『 、、、はい 、』



( 久しぶりやな 、あなた )



『 っ 、?!なっ 、え 、すば 、るぐっん 、』



渋谷( はははっ 笑
めっちゃ鼻声やんけお前 笑 )




















































電話の声は紛れもなく 、Jr.の頃よくお世話に


なってすごく大好きだったすばるくんで 。


私的に先輩の中で最もゆかりの深い人やった 。





























































『 なんでっ 、、、え?は 、?』



渋谷( なんでって 、LINEでじょーから
元気付けてやってくださいとか来て
わざわざ忙しい中電話してやったんに )



『 嘘っ 、、、』



渋谷( 嘘つく必要性どこにあんねん 笑
こういうときに助け合うのが関西やろー 笑 )


































































藤原の方を見ると軽くウインクしてる 。


たまには気の利く男やん 、、、笑


耳元から久しぶりに聞くすばるくんの声が


私を安心させていつのまにか " 孤独 " と


いう感情が自分の中から消えとった 。











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