家に帰ると、TOP4の面々とその奥さんが
揃って出迎えてくれた。
テーブルには沢山のご馳走があって
雫と鈴音さんが用意してくれていた。
宴の準備をしてくれていて、乾杯をした後
牛沢が少し緊張した様子で
みんなに告げた。
ちょっとの間の沈黙が訪れ
その後、「えーっ!」と驚きの声があがる
悪態をつきながらも、牛沢は私に視線を向けて
照れくさそうに笑った。
宴が終わり、片付けもみんなでやって
一息ついた。私たちはお酒を飲んでいて
久しぶりにアルコール摂取をしたのか
頭がふわふわしていた。
ふてくされるように、だけど冗談なのはわかる
優しく微笑みかけるように、私を見てくれた。
優しい笑みを浮かべながらも
その言葉は、真剣そのものだ。
低くて心地良い声は、私の心に入り込み
安心感で満たされていく。
それと、同時に
彼が私のことを守りたいと思う気持ちは
私も同じだ。
彼が、私のことを優しく抱きしめ
唇を重ねる。
手を取り合い、指を絡ませ
温かい視線が絡み合う。
私も、紙守人として
恥じない能力者でいられるように
頑張らねば。
今までは虐げられながら
生きてきたけど、今は友達や
記憶がなくなってしまったけど、昌幸と美里
弟の兼続もいるし、目の前の愛する夫がいるのだ。
何があっても、私は生きていけるし
生きていかなきゃならない。
あの日、記憶を壊した罪は消えないし
償いながら
草子絵巻の番人として、使命を果たそうと思う。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!