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第1話

1話 日常
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2025/02/12 08:41 更新
(…今日も疲れた。)
森 芽愛(もり めめ)
森 芽愛(もり めめ)
いつからこんなになったんだっけ…
昔から頭が良くて、
運動も出来て、


つまるところの『優等生』でした。
でも、そんな存在は、どうしても皆から遠ざけられます。大袈裟に言えば、畏怖の対象になります。
それは君がすごいからだよ、って言ってくれる大人も居ました。
だから、気にする必要は無いよ、って。
違う、違うんです。
私は、皆と違うのが嫌なんです。
だから、私は、笑って。
皆と仲良くできる、「どこか話しかけにくい優等生」じゃなくて、「親しみのある優等生」になりました。
褒めて欲しくて、お母さんにも、お父さんにも、『笑顔の仮面』を使いました。
けれど、それは偽りです。
私は、本当の自分が溶け込める世界が良かったのに!
その道を、自ら封じた。封じてしまった。
したくもない作り笑い。皆と話していくうちに、外すことが出来なくなってしまった仮面。
森 芽愛(もり めめ)
森 芽愛(もり めめ)
本当に、救いようの無い嘘吐きだ。
俺には、父親が2人居る。1人はもう、居ないが。
死んだ父親は、警察だった。
正義感に溢れている人だった。
昔の俺は、父さんに憧れてた。
強くて、
格好よくて、
皆を守れる、父さんが大好きだった。
けど、父さんは死んだ。
勤務外で。
俺は父さんの死に打ちひしがれて、そして、父さんを非難した。
交通事故だった。飲酒運転。父さんには何も非は無かった。
父さんは、何も悪くなかった。
あの時の俺は、"警察"というものを美化しすぎていた。
ヒーローの様に思っていた。
門野 伊右斗(もんの いえと)
門野 伊右斗(もんの いえと)
くそ、もうあんなこと、どうでもいいのに…!
それでも、小さな頃の記憶は脳に焼き付いたまま離れない。
俺は、親が大嫌いだ。
俺の目の前で死んだ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・父さんも、父さんの死なんてなんとも思わない様に直ぐに再婚した母さんも、新しい父も。
それでも俺は、幼い頃の偶像に縋り付いてしまう。
父さんが、小さい頃にくれた、帽子。
門野 伊右斗(もんの いえと)
門野 伊右斗(もんの いえと)
…こんな下らないものが、何時までも手放せない。
雪野 霙(ゆきの みぞれ)
雪野 霙(ゆきの みぞれ)
家、帰りたくないな…。
は呟く。
お母さんとお父さんは僕を見ない。
どうして?僕、大丈夫だよ。
お母さん達が望むなら、また、男子の制服を着るよ。
髪も切るよ。
そんな訴えも虚しく、成長期が来た僕はあっさり見て貰えなくなった。
最初の頃は、僕は必死に話しかけた。
それでも、お母さんもお父さんも、何も反応しない。見えないふり。いや、もしくは、本当に見えてない?
「もうあんたなんて、どうでもいい。」
最後にお母さんに言われた、あの言葉。
その言葉を放った時のお母さんの、心底怒った、顔を歪めた表情、声色。
それがいつまでも離れない。
もう高校生になってからは、一言も話さなかった。会話の無い、静かな家。
なんで?僕は何もしてないじゃない。
貴方達が勝手に押付けた偶像。
それが限界を迎えた途端、僕を捨てるの?
僕はもう、貴方達の事なんて、どうでもいいよ。
貴方達にはもう、愛想を尽かしてしまった。
雪野 霙(ゆきの みぞれ)
雪野 霙(ゆきの みぞれ)
本当に、馬鹿な親。
草穂 棹(くさほ さお)
草穂 棹(くさほ さお)
だだっ広いだけの、意味無い家。
私はこんな家、大っ嫌い。
父様は製薬会社のお偉いさんで、とても頭のいい人。
それは認める。
だけど、頭がいいだけでなんとでもなるわけが無い。
私は父様なんか嫌い。
自分の完璧主義を、私にまで押し付けてこないで。
母様は、のんびりしてる人。
基本何にも干渉しないし、何も口出ししない。
母様も嫌い。私の事なんてどうでもいいんでしょう?
家には、使用人も居る。けど、正直どうでもいい。
クラスメイトに言われる。
「豪華なお家に住めていいな」?
「私も棹ちゃんみたいな生活がしたいな〜」?
なら、変わってよ!!
上っ面だけ見て、楽しそうなんて、良さそうなんて、言わないで!!!!
貴方達のことなんか、友達と思ってない!!!!
私の友達は、今までもこれからも、ずっとひとり。
草穂 棹(くさほ さお)
草穂 棹(くさほ さお)
ねぇ、何時になったら、また会えるの?
作者
作者
リメイク1話!!!出ました!!!!!
作者
作者
いやー、大変でした。そしてなんか色々変わってます。詳細はまた後日……!!

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