最終下校時刻ももう間も無くの今現在。
教室にはもちろん私1人だけだった。
午後に授業がある生徒もちらほら見受けられるが,
この教室には俺1人だけだった。
スマホも忘れた、図書室も閉まった。
行く宛がない故に教室に1人。
帰っておけばよかったか……
今になって頭によぎる。
今日は珍しく瑞希が来て帰ろうと思ったが、
例のあの先輩と帰ったらしい…?
でも屋上に行けば…
行く宛が決まった折は
予習復習に目もくれず、
筆記用具と弁当,宿題をカバンに詰め込んで
1人、静粛な教室を飛び出した。
自転車の鍵は…下駄箱だったはずだ。
机を漁っても、ロッカーを漁っても無かったはず。
購買はギリギリ空いている。
お気に入りのメロンパンを片手に、
顔馴染みのある店員(通称:神高の姉貴)に話しかけた。
そうやって他愛もない話をしながら、
というか長すぎるので切り上げて屋上へ走った。
瑞希がいたら唐揚げあげよ,とかよくわからないことも考えた。
ギィィ…
少し錆びれたドアがゆっくり開く。
人気の少ない屋上は,瑞希と仲良くなるまで開くことを知らなかった。
たまにここで弁当を食べる。
でもやっぱり瑞希いなさそ…
俺の目の前にいるのは紛れもなく、
変人ワンツーの神代類先輩だった。
この人とは関わりたく無かった……!








![# 攻略対象より悪役に惚れました . [ 冬司ver ]](https://novel-img-gcs.prepics-cdn.com/prcmnovel-tokyo-prod-converted-images/p/463Ienje96SMnaxqeg7tvIaFh9p1/cover/01K566339R5TNCGP01WCWNSK9G_resized_240x340.jpg)




編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。