前の話
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ヒラヒラ…
入学の日。
快晴の空に舞って散る桜に見惚れる者が多い。
俺には桜の綺麗さも、
入学の嬉しさ、楽しさも分からない。
ただ、そこにある何かをするだけ。
遅れる、行こ。
スタスタ
早く担任来ないかな。
暇すぎる。
トントン
???
(頬鷲掴み
ぇ…何で泣いてんの?
意味分からん。()
…………
……………………
………………………………
本当に良く表情が変わるな…。
俺とは正反対すぎる。
面倒そうだし、あんまり関わらないでおこ。
俺の高校生活はこうして幕を開けた。
その後、想像もできないほどの大きな感情を持つことをまだ知らない___














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!