第3話

 ❥ 𝟮
129
2026/02/28 03:30 更新
 弟である遥が
 風鈴に来ていたのを知ったのは
 級長たちの集まりのときだった

桜遥
桜遥
は!?おまッ……あなたか!!?
桜あなた
……あれ、遥?

 風鈴に来ていたなんて知らなかった


 ……まぁ、誰が来るとか、
 本当にどうでもいいから


 興味なんてなかったし
 名簿とかも見ないから知らなかった

桜遥
桜遥
風鈴に来てたなら言えよ!!
桜あなた
別に私がどこで何してるとか
興味ないだろうなって思って……
楡井明彦
楡井明彦
さ、桜さん、この方と
お知り合いなんですか……!?
桜遥
桜遥
はぁ?知り合いも何も……
桜あなた
……遥の姉なので (( ニコッ
楡井明彦
楡井明彦
ええええぇ゙!?

 感情を顔に出しやすい子だ……


 隣にいるタッセルピアスの子は
 驚いてはいるけど顔には出てないな

楡井明彦
楡井明彦
どうりで……桜さんが強いわけです……
桜遥
桜遥
あ?
桜遥
桜遥
なんでオレの強さの話になるんだよ
蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
あなたさんはこの街の
有名人の一人なんだよ
蘇枋隼飛
蘇枋隼飛
桜くん、知らなかったんだね
桜遥
桜遥
知るか!!

 ……まぁ、風鈴の唯一の女子だし


 有名になってしまうのは仕方ない、
 というのは
 風鈴に残ることを決めた日から感じていた


 だからといって有名になりすぎたけど……

楡井明彦
楡井明彦
とある風鈴の女性が、一人だけで、
色んなチームを壊滅させまくって……
楡井明彦
楡井明彦
返り血で赤く染まった状態から、
街の人はその女性のことを
くれないの姫 」と呼ぶように……
楡井明彦
楡井明彦
それがあなたさんなんすよ!!
桜あなた
恥ずかしいから
やめてもらっても……?
楡井明彦
楡井明彦
あ、すいません!!!

 中学時代初期の時点で、
 私はケンカが得意な体だったみたい


 だからこそ哉真斗くんの目に留まった


 ……そして


 彼女にまで、なった


 なのに自分から手放してしまった


 この後悔は、絶対に絶対に
 死ぬ瞬間まで忘れられないだろう

プリ小説オーディオドラマ