第24話

Ⅵ ゼロ - 3
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2025/06/14 23:54 更新





“安室さん”であるときの降谷さんを表す。

店内に響いた心地よいベルの音みたいに、

高い方にある右手は単音を多くしている。




転がるように少し早く、でも
駆け回っていた子供のときよりは落ち着きのある。


大人の余裕を見せるために、左手は和音。







"いらっしゃいませ!"










(…ほんと、すごいなぁ………)







3つの顔を使い分けるなんて。

私は2つで精一杯なのに。





スラーを多く入れて、滑らかにした。

左手を少し上げて……調はそのまま。



…なんで、転調しなかったんだろう。
今更ながらに思う。


でも、多分………





少しでも、彼の一部に近づきたかったんだろうな………

今から弾くのは、最後の章。





………私から、貴方に向けて奏でる音なんだから。




































降谷 side








(…変わった………)







舞台袖から聴く、あなたさんの音。

転調もしていないし、雰囲気がガラッと変わったわけでもないけど

安室のパートからなにかに変わったことは分かった。




左手の音域が全体的に上がり、

可愛いというよりは綺麗で、美しい……

でも少し切ない音が鳴った。



考えてみたけれど、僕の中の何でもなさそう。









(もしかして…………)







今奏でているのは、僕じゃなくて………




























あなた side










伝えきるんだ。

この機会しかない。






以前、断ってしまった告白。


後悔はしていないけれど、

ああしてよかった、と思ったこともなかった。




これは私の音。

いつからか抱くようになっていた………
































貴方への、恋心。




































今回短くてすみません……!!


次回、最終話です!






そして多分、最終話の投稿は

かなり遅くなります……💦





首を長くして待っててくれたら嬉しいです。

その間、このシリーズの別作品の方を
更新していきますので!






ではまた、最終話で!




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