side.松村北斗

なんか騒がしい人たちに会って……

んで、なんかその内の1人と仲良くなった。

何故だろうか（嬉しいけど）。

……大型犬？

え、なんか耳と尻尾見えるんだけど。

え………なんか………………可愛い。

……面白い人…だなぁ。

この人…慎太郎がいたら毎日が楽しそう……

慎太郎と話してたら急に聞こえてきた大きな声。

多分さっき話しかけてきた人…？

The 陽キャじゃん……
ちょっと怖い………かも…

初めてのあだ名……

嬉しいなぁ…

この人、ジェシーって言うんだ…

なんか…太陽みたい……

話してると暖かい光に包まれてる感じがする…

テンションはすごい高いけど…

でも、優しい…

そう言って俺の前に来てくれた男の子。

この中で1番優しそうな雰囲気を醸し出してる。

高地優吾さん…

なんか……失礼かもしれないけど、幼い？気がする……

俺がそう呼んだ瞬間、ピタッと動きを止める優吾。

あれ、俺なにかしちゃった！？

え、優吾って呼んじゃ駄目だった！？

意味が分からずオロオロしてると落ち着かせるように後ろからぎゅっと抱き締められた。

樹が呆れたように優吾に一言二言発するとばつが悪そうな顔をして俺を見る優吾。

え！？そうなの！？

……俺が、したことが嬉しい？

俺が、優吾が嬉しがってくれるようなことをした？

……………なんでだろ。

俺も、嬉しい。

優吾って呼んでるのが俺だけっていうのが少し不安だけど…

まぁ、なんとかなる…でしょう。

ジェシーとかと同じように急に話しかけてきた人。

………え、この人綺麗すぎない？

フランス人形みたい………

俺がそう言うと驚いたように目をパチパチとさせる彼。

そして柔らかい笑みを浮かべた。

京本大我………ん？京本って、なんか聞いたことある気が………

……まぁいっか。

あわわわわわ…

すごい綺麗な人に頭撫でられちゃったよ～！

てか全員顔面偏差値高っ！！

慎太郎に呼ばれて去ってった大我と入れ替わりのようにして近づいてきた樹。

…何故か樹といると落ち着くんだよね。

理由は分からないけど。

…でもとりあえず、みんなと仲良くなれてよかった…

………これからもこの6人でいられたらいいのになぁ…