ya視点
時計を見ると、深夜1時
コツコツ
俺の足音が廊下に響く
コツコツ
ドンッ
廊下は暗くて、前がよく見えない
俺は手探りでリビングのドアを探した
ガチャ
リビングは暗くて、みんなの部屋の電気だけがついていた
リビングのホワイトボードには、
びっしりと文字が書き込まれていた
『予定ルート確認中』
『通信チェック中』
『国民演説内容』
『Peace』
俺は何も言わず、
ソファに腰を下ろした
静かな空気の中、違和感だけがじわじわと胸に広がる。
tt視点
なおきりさんは資料を見つめ、言葉少なに答えた。
【うり視点】
ヒロくんが小さくうなずく。
じゃぱさんは、
無言で資料を見つめる
いつも通りの軽い会話が続く
でも胸の奥に、じわりと冷たい感覚が広がる。
この空気は、いつもの日常じゃない。
【なおきり視点】
なおきりは一人リビングに残って、資料をまとめていた
『費用』
『被害推定数』
『死亡推定数』
ペンが止まる。
まだ戦争は見えていない。
でも、廊下の静けさがいつもより重く、冷たく感じた。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!