※心友組
※独自の設定
※考察しながらお読みください
キーンコーンカーンコーン……
翔side
この美しい女神のような人は“誕生日も年齢も同じ”。幼稚園からの幼馴染、でも“家は真逆のところ”。
んで、今は俺の恋人である。
中学の時に告白したらまさかの両思いだということが判明し、今に至るというわけや。
我々の誕生日は1月1日、お正月の時。
とても女神にふさわしい幸せな日が誕生日だ。
だから大晦日には待ち合わせをして、新年になった瞬間にプレゼントを渡すことが毎年恒例。
そのプレゼントは“花”。これはお互い話し合って決めた。
下校中…
なろside
来年、翔くんにあげる花は、今年まで特に意識してこなかった“花言葉”を意識してみた。
喜んでくれたら、嬉しい。
23時56分…
翔side
来年は今まで意識してこなかった“花言葉”を意識してみた。
なろっちは、気づけるかな。
そう言い、たまに彼女が見せる儚く笑う横顔は、とても愛おしく見える。
お互い、花を手渡した。
翔side
なろっちと別れ、家に戻るまでずっと見つめていた。
俺がなろっちに渡した赤いバラ24本の花言葉
『1日中貴方を思っている』
なろside
高い橋の上から翔くんに貰ったバラをうっとりと見る。
確か花言葉は“1日中貴方を思っている”だったよね。
“最高の最後のプレゼント”は、いつもよりキラキラして見える。
僕が翔くんにあげた赤のバラ5本の花言葉は
翔side
家に帰った直後、すぐに響く救急車のサイレンの音。
“俺の家とは真反対の方からだ”。
スマホを開き、赤いバラ5本の花言葉を調べた。
俺は考えるより先に体を動かした。
家から真反対への方向へと
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良いお年を!

















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。