# A
どうして、どうしてこうなってしまったのか…
橙 │ 赫
蒼 │ 翠
席はこんな感じです遡ること数十分前
数時間、活動について語り合い、酔いが回って来た頃
事務所近くにある居酒屋の個室
潤美夜とそこへ向かうと、すでに▷ ORDER ◁の2人は待機していた
要はすでに少し酒が入っているのか、へにゃへにゃと笑っている
玲夢の糸乃への好意は分かりやすいが、
その好意がどういうものなのかが分からない
まぁ、自分でも曖昧なのかもしれないが
“ 恋 ”
そんなもの、俺にとっては無縁だと思っていた
高校生くらいから練習生になり
アイドルを目指していた俺は、恋なんてものを知らない
そう言って俺は紗流浪と潤美夜を見た
潤美夜は単純に酒が弱く、まだ1杯しか飲んでいないが限界だったようだ
要は俺が来る前に2杯は飲んでいたからすでに10杯以上は飲んでいるだろう、そりゃこうなる
酒臭ぇ~…なんて思いながら、隣にいる要を無理矢理立たせ、そそくさと会計を済ませる
事務所の最寄りのタクシーのりばまで向かう途中
紗流浪は潤美夜を背中に乗せ、
俺は要に肩を貸して歩いていた
意味不明なことを言い出す要
つくづく分からないやつだと思う
紗流浪がタクシー運転手に要の住所を伝え、俺は要をタクシーに乗せて隣に座る
眠っている潤美夜を背負った紗流浪に手を振り、別れを告げた
要は頭を俺の肩に預け、気持ちよさそうに眠っている
じ~っと顔を眺めると、アイドルなだけあってやっぱり顔“ は ”いい
寝ていた要はゆっくり目を開け、俺を軽く見上げた
たった今目覚めたのか、はたまた寝たフリをしていたのか
だんだん酔いが醒めてきたのか、顔色も戻ってきたようだ
いつもの要に戻ってきた気がする
要のアパートの前に着き、タクシーが止まる
要はタクシーのドアを開け、出ようとする直前
思い出したように俺の左手を取った
チュッ
そう言って、すぐに家へ帰ってしまった
要がキスをした感触が残る手の甲を眺める
タクシー運転手のおっさんが天変地異が起こっても有り得ないことを言ってくる
家で1人、要も顔を真っ赤にしていたことは俺も知らない
わーいわーい
☆90ありがとうございます🙇🏻♀️
翠赫は世界を救う😇
なんか余裕そうに見えて、実は余裕ありませんみたいなのよくないすか!!
いいよね!!!










編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!