統領室
平常心、平常心を保て、俺
いつも通りに話せばいい、それで、
ふらっと聞ければ
いいぞ、このままおもいついた!って、話題を、、、
、ッ、、話題を、、、、
、、出て、こない
喉でつっかえて出せない
怖い、涙が出そう
そういえば、はるさんが答えた後、俺は何て言おうと思っていたんだろう
はるさんが拒絶したら、?
どう反応すればいい、否定したって、肯定したって
俺は動揺してしまうんじゃないか
バレてしまったらって、すぐに考えて
今、考えておかないと
はるさんが怖い返答じゃなかったら?
俺はどうする。
安堵するか、?いや、はるさんならその安堵に気づく
そして、きっと、嫌だけど怪しまれる
じゃあどうやって言うのが正解で、
はるさんの回答は何通りあって、
俺の返答だって何通りあって、
その内の不正解は何分の一で、
正解は何%くらいで、、、
俺がこうやって考えてる間にも、沈黙が続いてる
はるさんはどう思ってる?
心配?気まずいって?
こんな状況でスパイの話なんてしたら、?
怖い、いろんな未来が頭の中を駆け巡る
その中に俺が望むものはたった一握りで
その時のはるさんの回答も、俺の返答もわからない
怖い、そう、怖いだけ
だから、その一つを突破すれば無敵のはずなんだ
、、なのに、でない
ただ臆病なだけなのに
バンッ
そんな音がして、統領室の扉が開いた
きゅーちゃんとそーちゃん
紫とも青ともいえるような色をした花が植えてある鉢を持って入ってきた
なぜか名前を覚えている気がする
、、たしか
はるさんが妙にびっくりしている気がする
そんな驚くことか、?
いや、、驚いてくれていて好都合かもしれない
あのままだったらきっと、はるさんに迷惑をかけてたと思うから
はるさんが胸に手を当て安堵するようにため息をする
何に安心してるんだろう、?
2人が大袈裟に反応する中、
俺は小さく体を震わせた
まるで俺が思っていることを当てたかのような花言葉
自分が言われているわけじゃない、
ただはるてぃーさんが発した言葉の一部分が
人一倍、いや2倍はゆうに超えて怖くなった
でも、2人の反応おかげで肩が軽くなった
はるさんのあの顔が緩んだのも事実
いけるよ、多分
部屋には困惑と驚きの顔をしている人が3人ほどいる
中でもさっきまで体調を疑っていたはるさんは、口が開きっぱなしだ
そんな驚かれるか、と正直思った
だけど、俺は聞かなくちゃならない
自分のために、、それにもう約束しちゃったし
部屋の中でただ1人、真剣といえる顔で俺は問う
この国は
俺の未来は
あいつらの未来は




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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!