俺は逃げてきた。殺されると思った、こんなことをしても意味がわからないなっていた。どうせ助からない、知っていた、でも認めたくなかっ
た。
そうやって逃げるのか
それで君はいいのか
早くしないと
お父さん…死んじゃうよ?
「あなたが信じたのが悪いんだよ?」
「あなたがあんなやつ信じなかったら」
「お父さんは死ななかったのに」
「あなたの勘違いが」
「私たちを不幸にしたの」
「だって」
「私はあなただもん…あはは」
「お前のせいだ」
「死ね…死ね…」
「お母さんもお父さんも可哀想」
?「はーい」
?「こんにちわ」
?「…ど、どなた…ですか?」
?「私は___君のお母さんはいるかい?」
?「今…ご飯を作ってます…」
?「…すごいですね!こんな難しい問題…」
?「まぁこのくらいなら解けるからね」
?「___さん、娘に勉強を教えてくれてありがとうございます」
?「いえ、急に訪ねてしまったので…旦那さんは?」
?「今出張で…」
?「そうなんですか…実は奥さんにお話が…」
奥さん?「…わ、わかりました…アオイ、向こうの部屋に行ってなさい」
アオイ?「はーい、あ!___さんまた教えてください!勉強」
?「そうだね、時間があったら�����」
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枕を叩き続ける、アオイが気づいた頃には
枕は中身が見えるほど無残になっていた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!