■■■■■は、悟っていた。
もう、取り返しはつかないと。
二つの世界は、完全ではないが、繋がってしまった。
ならば……
■■■■■は考える。
なぜ起きたのか。
それは分からない。
だが、分からないからこそ、暇だ。
■■■■■は、考える。
二つの世界は、完全ではないが、繋がってしまった。
ならば、いっそのこと、世界をもっと繫げても同じではないか?
そうすれば、少なくとも、暇ではなくなるはずだ。
もしかしたら、なぜ起きたのかも分かるかもしれない。
そうしよう。
■■■■■は、チカラをふるう。
広大な山の上で、一人の男性が傍らにいるポケモンに問いかける。
そのポケモンは、センコウの相棒、ゼラオラ。
ただ、からだは黄色い。通常色だ。
ゼラオラはうなずき、空を見上げる。
とある町の灯台で、一人の少女が首をかしげる。
すると、少女のポケットからいくつかのボールが転がり落ちる。
そう言う少女の言葉は人間の言葉ではない。
ポケモン語だ。
ラウドボーンが答える。
続けて緑色の着物のようなものをきたポケモンがいう。
ほかのポケモンも、黙って頷く。
少女は言語を人間の言葉に戻し、つぶやく。
ボーマンダが言う。
移動中
言うが速いか、少女はベッドに寝転がる。
川のほとり。
ゆったりとまどろんでいるのは、一人の少女と、伝説のポケモン、ゼルネアス。
しかし、少女はゼルネアスの表情の変化を読み取った。
ゼルネアスは空を見上げている。不安そうだ。
大丈夫。
そう言うようにうなずくゼルネアス。
その時、空からY型の飛行物体が降りてきた。
降りてきたのは、ゼルネアスと同じく伝説のポケモン、イベルタル。
そしてその背には、少女が乗っている。
その荒々しい見た目とは裏腹に、そっと少女を降ろすイベルタル。
ルーラという少女は微笑む。
ルーラはゼルネアスを見つめる。
大空洞。
■■■■■はほくそ笑む。
すべて自分の思い通りになっているからだ。
【楽しみだ。】
■■■■■は、つぶやく。














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!