第26話

23
211
2025/03/09 11:00 更新
恵は精神的に何か不安な事があって
それが原因で熱が出ているのだろうと。
少し学校を休んで自宅療養をすることを
お医者さんが言っていた。

双葉は恵のことが心配で
恵のそばから離れない生活をしていた。

そんなある日、朝起きるとコンコンッと
ドアをノックする音が聞こえた
 はるか
あ、双葉…どうしたの?
こんな朝に
 双葉
…ちょっと
話したいことがあって
真剣な表情の双葉をベットに座らせて、
話を聞くことにした
 双葉
…私、学校に行こうと思う、、
それで、ね
 はるか
うん、
 双葉
……
 はるか
ゆっくりでいいよ、
話せるまで待つわ
 双葉
…うん、
それからしばらくして、
ふたばがゆっくりと話し始めた話は
意外にも将来の事だった
 双葉
私、看護学校に行きたい
 はるか
看護学校?
 双葉
最初はお医者さんになって
体調不良に悩んでいる人を助けたいって
思った、、けど、よく考えて
私はお医者さんをサポートしたり
患者さんと親身に関われる
看護師になりたいって、思ったの
 はるか
……いいんじゃない?
正直引きこもってから、
また出てこなくなるんじゃないかって
心配だったけど、双葉の中で
色々考えてそう決めたこと、
私にとやかく言う資格は無い、
今は応援してあげたい
 はるか
双葉は
些細な変化に気づけるから
看護師、向いてると思う。
それに貴方なりにそう
考えて出た答えなら
私が応援しない理由は無いよ
 双葉
ありがとう…っ、、
 はるか
んふふ、、
昨日、双葉の担任の先生と話して
単位的にはまだ今から通っても
卒業できるって言ってたから、
そこも安心して?
 双葉
…うん、、私、頑張る
 はるか
ほら、泣いてないで
準備しておいで、
今日は2人とも送っていくから
 双葉
ありがと、、
双葉は目を赤くさせながらも
その表情は生き生きとしていた

もう、双葉は大丈夫

夢を見つけた彼女ひとは強いから


双葉side
はるかさんのお部屋を出た後向かったのは
恵の部屋。今から準備しなくても
まだ間に合うから一度様子を見に行った。
 双葉
…熱は下がったかな、、、?
 恵
、、、ぉねぇちゃん、?
 双葉
あ、ごめん。体調が気になって
 恵
そっか、、。でも昨日よりも
全然良くなったよ…
お熱もないでしょ?
 双葉
…そうだけど、、、
クマ酷い…昨日寝れてないの?
 恵
…ちょっと、ね、、、?
でも大丈夫だよ。
今日から学校行っちゃダメ?
 双葉
ダメ、だから
ちゃんと休んでて
 恵
……ねぇ、お姉ちゃん
 双葉
ん?
 恵
、、、
 双葉
(恵のベットに座る)
恵が話せるまで待つから
ゆっくりでいいよ
 恵
…夢、見るの、
あの時の、、、
 双葉
虐められてた時の?
 恵
フルフルッ、、、お父さんと
お母さんが死んじゃった時の
恵の心が不安定に揺らいでいるのは
過去のこと。

お父さんとお母さんが亡くなった時の事が
心に引っ掛かりを見せているんだ
 双葉
そっか、、。
恵おいで、
素直に身体を預けてくれる恵に膝枕をして
頭を撫でた。
 双葉
思ってること話して、
私は気が利いたことは言えないけど
話を聞くことはできるから。
 恵
…寝てる間にみんないなくなっちゃう。
お父さんもお母さんも、、
起きたらみんないなくて……
1人ぼっち、、なの。
唇を噛んでぎゅっと涙を抑える恵に言った。
お父さんとお母さんは私が宿泊学習に
行っていた時に2人で自殺。
恵は二日間、目を覚まさなかった
睡眠薬を飲んでいたらしい。
起きたら病室で状況もわからず、
あの時初めてパニックになっている恵を見た。

もしかしたら私が大丈夫だと思っていただけで
恵のじかん
あの時から止まったままなのかもしれない
 恵
お姉ちゃん、怖いよ。
寝るのが怖い、、、
 双葉
恵、今日私学校に行くから、
一緒に居られないの。
だけど、必ず帰ってくるから
恵を1人にはしないから
だから、だからさ、もう力を抜いて
寝ていいんだよ
そう言うとスーッと涙を伝わせて
恵は眠ってしまった。
睡眠をしっかり摂り、
双葉やはるかなど姉妹総員で
食事も摂れるように工夫したことで
恵の体調は回復に向き、学校にも通えるようになった。
私たち家族はまだ未完成。
それでも一緒に、協力して
少しずつ一歩ずつこれからも歩いていくと決めた。


FIN

プリ小説オーディオドラマ