第15話

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2026/07/11 10:00 更新


あなた
うーん…



目が覚めると、空が朱色に染まっていた。


あなた
きれい…




思わず目を見開くと、トドロクツキが轟いた。



トドロクツキの声は、空に響き渡った。


あなた
トドロクツキ




私は自分でもわかるほど優しい声で呟いた。


あなた
この景色を見せてくれて…私をもう1度大空に連れて行ってくれて──




トドロクツキに微笑んだ。


あなた
ありがとう




トドロクツキはぷいっとして正面を向いた。



なんか変なこと言ったかなと疑問に思っていると、トドロクツキの耳?らへんが赤くなっていた。



きっと朝日に照らされて赤く見えるだけだろう。



そのときの私はそう思っていた。


あなた
ふわぁ…トドロクツキ…ずっと飛んでたの?




トドロクツキは声を出さず、頷きもしなかった。


あなた
戻ろう?



トドロクツキは、場所を覚えているようで、方向転換をした。



トドロクツキは大きな手で私を撫でた。



その手は心地よく、眠くなってしまった。


あなた
おやすみ…




トドロクツキが短く轟いた。



「おやすみ」と言った気がする。



私はそのまま意識を手放した。







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