とか何とか、思っていたが。
次の授業は飛行術。それだけならいいが………
今回は…………1年生との合同授業だ。
とはいえ、授業は授業。
それに、私がユウたちと組んでしまえば、
さらに状況を悪化させる可能性がある。
そのせいか、少しフラフラしている。
これは授業。ペアを組んだのは教えるため。
それはちゃんとやらないと。
そう思いながら近くまで行き、ぶりっ子の後ろにまたがって、手を握る。
額に伸ばした手を遮って、ズザザザッと後ずさるぶりっ子。
慌てすぎたのか、言葉を噛んでいた。
なんとか落ち着いたようなので、指導を再開すると。
灰色の塊が、猛スピードで突っ込んできた。
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!