第12話

第十話
68
2026/01/01 00:00 更新
溟眠邸 門口
 
 






冨岡side




冨岡義勇
溟眠は、いないのか.....
雨が降り頻る空間で冨岡はボソリと呟いた。





何度か中へ声をかけているのだが、返事は返ってこない







先程、鎹鴉に確認をとったが
また入れ違いになってしまったのだろうか.....

溟眠は、天候が悪い日は寝ていないはずなのだが









ふと、前を向くと

雨に打たれながら一羽の鴉が近づいてくるのが見えた
子鈴
アラ、オ客サンカネェ....?
冨岡義勇
冨岡義勇
.....溟眠の鎹鴉か

冨岡義勇
溟眠は寝ているのか....?
子鈴
エェット....アノ子ハネェ

子鈴は、少し考える素振りを見せ

くるっと方向転換する
子鈴
コッチニイルワヨォ

そう言って屋敷の縁側へ向かう子鈴
冨岡義勇
あ....いや、待ってくれ


びしょ濡れの子鈴を放ってはおけなかった


家主の許可を得ないままなことに、後ろ髪を引かれつつ

先を行く子鈴に傘を差しながら付いていった。















縁側









軒先から零れ落ちる水滴が、
絶え間なく庭の飛び石を叩いている。


世界が白く塗りつぶされて、煙るような景色の中
あなたの名前
.......ッ


溟眠は、息苦しそうなほどに膝に胸を押し当てていた


子鈴
あなた....
子鈴が小さく呟いて溟眠のそばに降り立つ

が、それにも溟眠は反応しない





いつもの溟眠が纏う
静謐な空気までもが乱れているように感じる

冨岡義勇
......










声をかけることもできず、ただ時間だけがすぎていく


雨脚は激しさを増し、軒先を暴力的なまでに叩きつける

ふいに、蹲る溟眠の肩がぴくりと震えた。

あなたの名前
.....っ、.....ぁ"

漏れ出したのは、声というよりも
断片的な苦悶の吐息だった。
両手で頭を強く圧し、
何かの痛みに耐えるように体をさらに丸め込む。



冨岡義勇
(まさか______)
天候が崩れると、体調も崩れる人間がいる
という話を聞いたことがある。

溟眠も、その一人なのだろうか.....



俺は、あまり言葉が得意じゃない

今も溟眠に、どんな言葉をかければ良いのかわからない



だから、行動で示すことにした_________















なお
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なお
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さっきアンケート見てきたんですけど
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曇らせダメの票増えてたので、
気持ち救い早めにしました






なお
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そして、あけましておめでとうございます
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