楓弥side
8人体制になってのツアーが幕を開けた。
祥ちゃん推しの人の顔もちらほら伺えて、居なくても来てくれたんだなって感謝と8人でもいけるなって思って貰えるように全力を尽くす。
たく坊からの言葉。
祥ちゃんからの伝言を含めてもたく坊が今回は負担がすごいはずで、大変なことも多いはず。
なのに、たく坊はどうでもないように振る舞う。
メンバーである俺たちもその大変さを分かってはいながらも忘れてしまうほどに。
ライブ後もさっさと着替えてすぐ帰って行っちゃうことも増えた。
さきのこともあるし、祥ちゃんのお見舞いもあるからね。
愁斗くんが拓也くんに声を掛けようとしたところで、帰って行っちゃったから取り残されたようになってたところで、愁斗くんがボソッとそう呟いてた。




















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。