目黒side
あぶない……バレるところだった。
彼には絶対にバレるわけにはいかない。
いやバラすわけない…絶対に。
良かったよ、今日ちょうど雨が降ってくれて。
雨のおかげで
ううん、
阿部ちゃんの知識のおかげでなんとかなった。
彼らには感謝してもしきれないな。
佐久間くんと出会って少し経った
あの時かけてくれた言葉を忘れることはない。
あの時もちょうど雨上がりの時で
これくらいの季節だったな。
少し不思議な人。
少しだけ、怖かった。
強がってなきゃと思う自分もいたけど、
そんなことも全部分かってそうだった。
不思議な人が言った、狭い世界というものを
俺は知ってみたかった。
俺は知らないことが多すぎたから。
今吐き出す、白い息はあの時と違って純粋じゃない。
大事な言葉を、嘘のために使ってしまうほど
俺もこの世界でけがれてきた。
体についた傷だって
今まで吐いてきた言葉だって全て
もうけがれてしまったんだという証になった。
あれから今まで色んなことを知ったから。
でもそれでも、
俺より知識があるんだろうけど、
彼にはそんな姿見せるわけにはいかない。
彼を俺でけがすわけにはいかない。
彼をこの煙でよごしたくはない。
そんなことを思いながら、
俺は嗜み終えた白くて細いものを踏み潰した。
あけましておめでとうございます。
お久しぶりです。
しばらく投稿しない間に、
クリスマスも投稿主(私)の誕生日もお正月も
終わっていました。
次の投稿予定ですが、
明日もう一話投稿して、
明後日追加情報の投稿をしたら、
また次の章へ入るための準備として少し
休ませていただきます、すいません。
最近なかなか書いておらず、
少し別のアカウントで色々行っていたため
書き方に苦戦していたというのも一つの原因でして。
とにかく、これからもよろしくお願いしますという
ことだけをお伝えさせていただこうと思います。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!