第145話

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2024/01/04 10:00 更新
目黒side
ラウール
寒いし先に中入ってるね。
目黒蓮
了解。





あぶない……バレるところだった。




彼には絶対にバレるわけにはいかない。




いやバラすわけない…絶対に。






良かったよ、今日ちょうど雨が降ってくれて。




雨のおかげで




ううん、




阿部ちゃんの知識のおかげでなんとかなった。




彼らには感謝してもしきれないな。




佐久間くんと出会って少し経った




あの時かけてくれた言葉を忘れることはない。




あの時もちょうど雨上がりの時で




これくらいの季節だったな。
阿部亮平
これから先、心配?
目黒蓮
いや、そんなには…。
阿部亮平
大丈夫、心配なのは分かってきいてるから。



阿部亮平
___世界って狭いよね。
目黒蓮
え?
阿部亮平
この世界でね、人は一生に三万人の人と出会うんだって。
阿部亮平
そんな三万人の中の一人と今話せてるってこと、もしかしたら偶然じゃないのかもね。
阿部亮平
だからね、
阿部亮平
俺らには敬語じゃなくて大丈夫だから。
阿部亮平
出会える三万人の中の一人なんだから、きっと特別なんだよ。
阿部亮平
俺らにとっての君も、
阿部亮平
彼にとっての君もきっとそんな感じ。
阿部亮平
緊張しなくたって大丈夫。
阿部亮平
……ごめんね、こんなかっこつけたこと言っちゃって。
阿部亮平
星に囲まれて、なんか浮かれちゃってたみたい。
目黒蓮
大丈夫……。


少し不思議な人。




少しだけ、怖かった。




強がってなきゃと思う自分もいたけど、




そんなことも全部分かってそうだった。




不思議な人が言った、狭い世界というものを




俺は知ってみたかった。




俺は知らないことが多すぎたから。



阿部亮平
寒い?
目黒蓮
うん、ちょっと。
阿部亮平
息が白くなってるね。
阿部亮平
知ってる?
阿部亮平
雨上がりとか湿度が高い時だったら、そんなに寒くなくても、息が白くなるみたいだよ。
目黒蓮
そうなんだ。
阿部亮平
ほら、さっき雨が降ってたけど止んだから、雲がなくなって星が見える。
阿部亮平
止まない雨はない。
阿部亮平
雨がずっと降り続けることはなくて、いつか必ず雲が晴れるときが来る。
阿部亮平
涙だっていつかは晴れるんだから、
阿部亮平
ずっと強がってなくたっていいんだよ。
阿部亮平
涙を溜めておくと、今日の雨みたいに土砂降りになっちゃうよ。





今吐き出す、白い息はあの時と違って純粋じゃない。




大事な言葉を、嘘のために使ってしまうほど




俺もこの世界でけがれてきた。




体についた傷だって




今まで吐いてきた言葉だって全て




もうけがれてしまったんだという証になった。




あれから今まで色んなことを知ったから。









でもそれでも、




俺より知識があるんだろうけど、




彼にはそんな姿見せるわけにはいかない。




彼を俺でけがすわけにはいかない。




彼をこの煙でよごしたくはない。




そんなことを思いながら、




俺は嗜み終えた白くて細いものを踏み潰した。









あけましておめでとうございます。


お久しぶりです。


しばらく投稿しない間に、


クリスマスも投稿主(私)の誕生日もお正月も


終わっていました。


次の投稿予定ですが、


明日もう一話投稿して、


明後日追加情報の投稿をしたら、


また次の章へ入るための準備として少し


休ませていただきます、すいません。


最近なかなか書いておらず、


少し別のアカウントで色々行っていたため


書き方に苦戦していたというのも一つの原因でして。


とにかく、これからもよろしくお願いしますという


ことだけをお伝えさせていただこうと思います。

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