佐久間たちチームと並行して、
舘さんと共に警察に忍び込んだ。
一応変装のメイクはしてあるけど、
今回はひっそりと警察の中を探る任務だから
このメイクは念のため。
ここは、佐久間くんたちの行ってるところとは
また別の事件現場。
割と都市から離れた場所のあっちとは違って
ここはかなり市街地の近く。
少し前なら多くの人がここを訪れていたんだろう。
「Hi, here is a menu.」
みんながそれぞれの場所でどんな状況になってるかを
監視しておくため、俺はそれぞれの服に
小型カメラと盗聴器をつけさせてもらった。
そして今、そのカメラの映像を見ているところ。
この案の考案者は阿部ちゃん。
引き続き俺は監視を続ける。
気づかれてたり怪しまれてたりするところは
今んところない。
これでほっとすると同時に、
誰の目にも入らない、
俺らも所詮何億分の一なんだなって思ってしまう。
そんな俺らだけで救おうなんてバカな話だよね。
それにしても阿部ちゃんは一人一人の使い方が上手だ。
一人一人が大きな力を発揮させられるように
色々考えてくれる。
だからこそ、俺は、一番の力を出した俺らなら
きっとできるんじゃないかって信じてられる。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。