第77話

74.
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2026/02/28 11:00 更新
緑谷出久side
2人の祖父……。オールフォーワンの腹心……。
爆豪勝己
爆豪勝己
……何の用だよ
殻木球大
殻木球大
《何、少し確認じゃよ》
殻木球大
殻木球大
《子の成長を知りたくない親はおらんからのう》
……聞きたいことは、いろいろある。
それこそ、「遊戯ゲーム」のこととか。
殻木球大
殻木球大
《そうじゃな》
殻木球大
殻木球大
《まずは、2人が産まれた経緯でも話そうか》
ドクターside
かつて、何もかも失った儂に手を差し伸べてくれた彼のために、儂は動いていた。
「ワンフォーオール」の強奪を過去二回失敗し、オールマイトという敵が現れ、彼は器を求めた。
「ワンフォーオール」を上回る意思力。
それと同時に、個性の貯蔵をすることのできるものも。
「オールフォーワン」は個性の破棄ができない。彼の個性の許容量が分からぬ以上、使わないものを移しておくものが必要じゃった。
「オールフォーワン」の後継。
彼の器としても、個性の貯蔵庫としても使える存在。
彼の個性因子を宿した人造人間。
けれど適合させるにはどうにも難しく、全員死ぬか生きたとしても知能が低かった。
考えた結果、彼の個性因子と別の個性因子を掛け合わせることにした。
やり方としては個性婚と同じ。こちらで因子の割合を変えられることを考えれば、こちらの方が圧倒的に効率もよい。
そうして産まれたのは、男の子じゃった。
彼によく似た白髪の少年。
彼に類似する個性。しかし問題じゃったのは、少年があまりにも物事に無関心だったということじゃった。
何よりも、彼を拒絶する。
名無し
名無し
何を与えても心を開くこともなく、何かを伝えてくることもない。
人形のような子。
それから数年後、彼の器となる予定の子も産まれたが、念のためと彼の個性を受け継ぐ子を造るのもやめはしなかった。
彼の器──死柄木弔の個性が覚醒してしばらく。
彼の個性を受け継ぐもう一人の子どもが産まれた。
その子は少女で、彼にもよく懐いていた。
人懐っこく、少年も少年には心を開いていた。
名無し
名無し
んー、これは?
名無し
名無し
それならこっちでいいだろ
無邪気な声と落ち着いた声。
少年は少女を奪われまいと膝に抱えて捕まえておった。
殻木球大
殻木球大
なんの話をしておるんじゃ?
名無し
名無し
……名前
名無し
名無し
ほしいらしいから、選ばせてる
少女が産まれてから2年。儂は少年と少女と呼んでいるし、彼も2人に名を与えた様子はなかった。
殻木球大
殻木球大
どれにしたんじゃ?
名無し
名無し
あなた!
名無し
名無し
…玹
少女は本に出てきたキャラクターから。少年は自分の個性から取ったらしい。
殻木球大
殻木球大
(綴りが違うのぅ)
個性が「遊戯ゲーム」だから玹と少女──あなたは言うが、どうやってもそうはならない。
玹は訂正するつもりもないらしい。
_玹@げん_
げん
……まぁ、ゲームマスターって考えれば
殻木球大
殻木球大
どこにもNはないじゃろう
_玹@げん_
げん
……
さすがに擁護はできぬよ。訂正しないのならそれでいいがの。

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