日高の極秘調査は、上層部の目に留まってしまった。
彼の提出した報告書は、当初は妄想と片付けられていたが、新たな兆候が発見されたことで、状況は一変した。
最新鋭のAIが、あの山の周辺で、時空の歪みを示すデータを検知したのだ。
自衛隊は、この「特異点」の調査と、必要であれば封鎖を行うため、再び日高を隊長とする部隊を編成する。
前回とは異なり、今度はより多くの情報、そして「特異点」を封鎖するための特殊装備が用意されていた。日高は、この任務に妙な胸騒ぎを覚えた。
まるで、誰かが再び自分たちをあの場所へ導こうとしているかのように。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!