設定
夢主、お相手様交際、同棲設定
ライバーではなくヒーロー活動しているだけ
以下本編
私の彼氏はヒーローだ。
遠征で数週間会えなかったり、休日でも任務で呼び出されたり、彼と一緒に過ごせる時間は少ない。
そんな彼と久しぶりに過ごせる休日。
私はカーテンの隙間から差し込む朝日で目覚め、目を擦りながら起床すると、隣にいるはずの彼の姿がなかった。
さっきまで彼が居たであろう所に手を当てるとまだ暖かくそう遠くに行ってないことがわかった。
最悪の事態も考え重い体を起こしてリビングへと行くと、ベランダで朝日に照らされ輝いている彼の姿があった。
彼の姿に安心感を覚えベランダへと、定位置である彼の隣に並んで朝日を眺めた。
そう挨拶すると彼は手に持っていた煙草にライターで火をつけぼーっと空を見上げていた。
私は彼の煙草の箱から1本もらい口に咥えた。
普段吸うことの無い私が煙草を貰ったことで驚いてこっちを向いた彼の煙草と自分が咥えている煙草の先端をくっ付け、火を貰って思いっきり吸い込んだ。
なれない煙に噎せてしまった姿に彼が慌てているのが可愛い、ヒーローをしている時の彼はかっこよくて、私だけが見れる姿に優越感に浸ってる。
彼は吸っている煙草の火を消して私の煙草へと手を伸ばしてきた。その手を掴んでポカンと開いている口に自分が咥えてた煙草を渡した。
顔を真っ赤にする彼は照れているのか、それとも朝日で照らされてるから紅く見えるのか。
私が今涙を流してるのは久しぶりにこうして触れ合えたからか、朝日が眩しいからか、はたまた煙が目にしみたからか…
今日は朝日に照らされて紅くなってるってことにしてあげるから私の涙は目に染みたことにしてよね。
そう心の中でいいながら気づかれてない涙を隠すように正面から彼に抱きついて顔を埋めた。
煙草の匂い。彼の服に染み付いた煙草の匂いはタバコを吸わなくたって香ってくる。
思いっきり吸い込んで彼を堪能し、笑顔でこう言うの。
そしたら彼はこう言い返して手を握ってくれたの。
幸せな時間が続きますように。
そう願って手を握り返して私は幸せを噛み締めた。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。