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第2話

(メルト)1
473
2019/02/14 12:29
カーテンの隙間から光が差し込む
いつもの変わらない
いいタイミングで目覚ましが鳴る

(ピピッ…ピピッ)

いつもみたいに止めて

「わぁ…もう…朝か…」

いつも先に思い出すのは.私が高一から一目惚れしてる
ひとつ上の神宮寺先輩
私は、高校に入学して
転びそうなところを手を差し伸べてくれた
とても綺麗で美しく、優しい声で
私は、一目惚れをした…
なかなか会えないから
委員会を一緒にしたりした
先輩は、保健委員
席は、いつも隣に座っていつもくだらない話をする
委員会の日は、一緒に帰れるからとても私にとって貴重な日
今日は、委員会か…
早く会いたい…
そうだ
前髪を切ろう
なんて思うかな?
先輩なんて言うかな?
「どうしたの?」って聞いてくれるかな?
そう想像しただけでとても幸せだ

「ふふっ、早く会いたーい」

前髪なんて作ったことなんて無い
いつもおでこ出して
一つ結び
周りから見たら優等生だろう
今日は、前髪を切って
結ばないで行こう…
今からでもすごい楽しみだ

「こんな感じかな?」

いつもの制服を着て
いつも折らないスカートを折って
きっちり締めるボタンも第1ボタンを外し
リボンも緩めて

「ヤバっいつもと違う!!」
これは、さすがに先輩も驚くだろう…

そして外に出る
開けた瞬間風がぶわって
スカートを抑えて

「風つよい…」

急いでバスに乗り
いつも聞いてる音楽を聴き
先輩が好きだって言う曲ばかり聴き
教室に入る…

一瞬で注目を浴びる
だって…変わったから
でも私は、皆のために変わったのではなく先輩のために変わったから
愛美にとっては、どうでもいい事
席については、ずーっと音楽を聞いて
放課後を楽しみに待つ
いろんな先生からは、「変わったな」って
ちょっと嬉しいけど
もっと楽しみなのは、放課後
時間は、あっとゆう間に過ぎ
もう放課後だ
HRが終わったら
急いで準備したカバンを持ち
走って集まる教室に一直線に走る
楽しそうに、嬉しそうに、
これまで1度もなかった気持ちで
一刻も早くこの姿を見て欲しい
先輩に…
もうついているだろうか
もう席に座っているだろうか…
そう思いながらちょっと緊張して扉を開く

(ガラッ)

1回周りを見渡し

あっ居た
いつも外を眺めて
何を見ているのだろうか
その先輩は、髪が長く男性だと思わないぐらい美しい髪をして
顔つきも美しい
男だと思えないくらい
高校3年生
私のひとつ上の先輩
名前を口で言うのすら麗しい

「神宮寺先輩…こんにちは、今日も隣いいですか?」

いつもの様に声をかけて
こっちを見てくれる、
そして…
今日は、いつもと違うから1回びっくりして
言う

寂雷「どうぞ(微笑む)」

微笑む顔も美しい…
今思ったことは、ただ2言…「好き」

寂雷「いつもと違うね?」

あぁ気づいてくれた…
誰よりも嬉しい

「はい!」

寂雷「急にどうしたの?前髪を切ったりほどいたり」

言ってくれた
先輩なら言うと思った笑

「特には、ないです、でもたまには、いいかなって」

寂雷「そっか、前も可愛かったけど
今日の方が可愛いね」

嬉しい
今までで1番嬉しい
ありがとう、

「ありがとうございます…///」

(耳を赤くして言う)

これ以上もう望まない
良かった切って

そしていつものように
くだらない話をして
笑って
楽しい時間は、あっとゆう間に過ぎた

寂雷「ねぇ、愛美さん次の土曜日空いてるかな?」

えっ?デートのお誘い?
とても嬉しいっ

「空いてますよ!」

寂雷「良かった、もっと話したくて…」

あの先輩が…

「私もです!予定空けときますね!」

土曜日は、何も無い…
楽しみだ絶対空けとこ
どんな服を着ようかな
オシャレしたいな
今からでもとてもワクワクしてる自分が居る

寂雷「よろしくね!じゃぁ、また会う時」

「はい!」

先輩は、手を振って歩き始める
神様ありがとう、今日は、とても幸せでした
次の土曜日も幸せでありますように

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