逃げられた…
なんで何も言わずに逃げるんだ。
それはめんどくさいな。
だが…
どんな風に拗ねるんだろうか…
ちょっとだけ、見てみたい…
とりあえず、探しに行かないと…
こういうのはちゃんと話さないといけないと
この前マックスに言われたばかりだ。
いない…?
魔法で見つからないなんて…
手探りで探さないと行けないのか。
あいつが行きそうなところ…
さっきからなにをコソコソと…
…アイツら逃げたな。
1人で探せと?
いや探知魔法もフローゼルを見つけられなかった。
どうやって探せと?
一方……
さっきのパニックから打って変わって
冷静になった。
落ち着いて考えればあそこで
逃げなければ良かった、と思う。
きっと嫌われてしまった……
はぁ…ここは人がいないから楽…
え?どこにいるかって?
森ですけど……学校の
ダメだ頭おかしくなってる。
さっきからサソリチラチラしてるけど
私が頭おかしくなりすぎて引いてるし
まぁのんびりできるからいいか
いや本読みたいなら図書館いけよ
あと叫ぶなよ
さっきからとりあえずフローゼルが
行きそうなところを探している。
調理室、部屋、森の穴場、
最後の穴場はオレがフローゼルに教えた。
若干フローゼルの魔力が残っている。
ここには居たんだな。
わからん……
惜しかったレインだった
そういえば好きな作家さんがこの前
新しい本を出したらしい。
確かここら辺のはずだけど……
……いや場所高くね?
なんかこっちに持ってくる魔法とか習ってないし
届かない
うわーーーーなんか怖い人ーーー
あ、私の取りたかった本…取られちゃった
えーーーーっいい人ー!!
人は見かけによらないね!!
てか…凄い分厚い本持ってるんですけど…
このお兄さん
ここで名前言ったら…
ってなるんじゃ!?
いやないか。多分
こうなったらもう土下座しか!!
探しずらくなっていた…
ワースから連絡...?
どうしたんだろうか。
ワース・マドルが送信を取り消しました。
送信取り消しされると気になるよな
多分ワースは…図書館か、いつも一人で凄い量の
参考書に囲まれながら勉強している。
過労死するんじゃないか、とよく思う。
あそこから転移魔法を使ってもよかったが、
人が多いところに転移すると、事故を起こしかねないので
ちゃんと歩いていくことにした。
ワースはどこにいるのだろうか。
誰かと話している?
今なにか隠した?
いま固有魔法使ったな?
何か、隠した。
図書館…人には見せれてオレには見せれねぇ
ってことか?
ッチ…なかなか引き下がらねぇ
くそ、もう強行手段にでるか…
もしかしらフローゼルを匿ってるかもしれねぇし
(大正解)
よし、ようやく解いたな…
一体何を隠していんだが…
中途半端な切り方します。すみません。
てかテスト2週間前なんでちょっと頻度落ちます。
まじですみません!!!
これからも「メラリ・フローゼルと有名人」
をよろしくお願いします!!では!!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。