いつも通り…
結局帰るまで何もなかった。
やっぱり嘘だったんじゃないか。
騙された?俺が俺に?
考えてもどんどんマイナス思考になってしまうので、とりあえず風呂に入り、食事を摂ることにした。
相変わらず一二三の飯は美味い。
嫌なことがあっても吹き飛ぶし助かる。
食事を終えると、私室に戻る。
身慣れた恋しい布団に潜り溜息を一つ二つとまた溢す。
気がつくと眠っていたようで時刻は2時を回っていた。
起きていてもしょうがないのでもう一度潜り眠り込もうとした時だった。
なぜなのか、一二三が俺の横で眠っている。
同居を始めてから早7年。
こんな事は初めてだ。
一二三は口を開いていない…
なのに確かに一二三の声がする。
一二三は状況把握が出来ているらしく、なんだか焦っている。
しかし、俺には何もわからん。
場が少し凍る
俺が考え込むと同時に一二三まで何故か考え込んだ。
何故だ?
普段の一二三なら此処ぞとばかりにいじるはず…
何より、俺が人の心を読めるだと?
何故だ?
心当たりがない……いや、あれか。
謎のソ ウ…ウヶ?の世界だかなんだかが関係しているのでは?
胸がざわついた。
また頭の中で口論が始まり、欠けていた。
すると先程まで俯いていた一二三が語り出す。
そう言って一二三は俺の部屋から去っていった…。
覚悟?俺はどうなってしまうのだろうか…。
てか……俺…可愛いか?



















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!