第13話

XII_翠_
89
2026/01/06 09:00 更新
🍵Side





やってしまった…。


思わずため息をつく。





🍵
ごめん…。ごめんなさい、みこちゃん……。





俺はダンス練あのときから、どうしてもみこちゃんを避けてしまっている。
もう一度、好きになってしまいそうで怖かったから。
もう、傷つけたくなかったから。









🍵
ははっ……

















思わず自嘲した笑みが溢れる。


何が傷つけたくない…だよ。
いくら天然な彼でも、流石にそろそろ違和感を持っている。
その時点で、みこちゃんはきっと傷つく…。

みこちゃんのためなんかじゃない……
避けているのは、俺が傷つきたくないからだ…。









俺は、守っているつもりで逃げてるだけなんだ。



























______________ふと、前世の記憶が蘇る。



























月明かりに照らされた海辺でのことだった。



🍵(前世)
ごめん、俺、みこちゃんと一緒にいられない



声は小刻みに震えていたし、胸は引き裂かれるように痛かった。



👑(前世)
………ぇ



酷く驚いた表情を浮かべた君。
…そんな顔、見たくなかったなぁ。




























__________前世俺達が生きていた時代は、戦時中だった。



























🍵(前世)
…兵士として、相手国に行くことになった。





はっと瞳を潤ませる君。





🍵(前世)
……だから

























🍵(前世)
別れよう…














































ピンポーン



🍵
ッッッ!!!



インターホンの音が、俺を現実に呼び戻した。









🍵
…誰かと約束してたっけな





重い足取りで玄関へ向かう。





…そっと、覗き穴に瞳を近づけた。








🍵
……、w





そっか…うん。
君はそういう人だったね、笑

そういうとこが…ズルいんだって。











大きく息を吸う。



五月蝿い心臓を押さえつけた。






























大丈夫、大丈夫…。
ちゃんと謝ろう。

前世は一旦忘れて…。





















ガチャッ(ドア開)






















👑
っ!すちくん、その…、!
🍵
ギュッ(👑抱きしめ)
👑
ふぇ?!





戸惑う君は、やっぱり可愛くて…。
抱き締めた君は小柄で、か弱くて、愛らしくて…。





























______________好きにならないなんて、無理だった。


























👑
うぇ、えっと、すちくん…?



🍵
みこちゃん、今までごめんね





君の肩を掴み、真っすぐ君の顔を見つめる。








🍵
…許してくれますか?





はっとしたように顔を輝かせる君。
…そして





👑
当たり前よ!ニコッ
👑
むしろ…俺、すちくんともっと話したいし…



🍵
ふふっ、そっかあ





胸が自然と高鳴っていくのを感じる。
前世から変わらないこの笑顔が、心から愛おしくて。



























🍵
…みこちゃん、好きだよ。





気づけばそう、溢れ出ていた言葉。
はっとした時にはもう遅かった。





🍵
あ、えっと…!
👑
俺も、すちくんのこと好き!ニコッ












🍵
…………ぇ







今…なんて…、














👑
もちろんなっちゃんやこさめちゃん、いるませんせ、らんらんもみ〜んな大好き!





🍵
……ふふっ






そうだ…笑君はそういう人だったね。


とんでもなく鈍感で、天然で…。


気づけばこっちが振り回されていて…。











🍵
改めて、これからもよろしくね
👑
うんっ!















もう、この胸の高鳴りを抑える術なんて持ってない。


























前世
🍍恋人📢
🦈恋人🌸
👑恋人🍵

記憶
🍍:全く覚えていない
🦈:全く覚えていない
📢:部分的に覚えている
🌸:はっきりと覚えている
🍵:はっきりと覚えている
👑:全く覚えていない

現代
🍍好き🦈
🦈好き
📢諦め🍍
🌸好き
_______🍵好き👑_______new
👑好き

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