< N.Tside >
今日は11月22日。
明日はなんの日でしょーか?
そうです。
僕と風雅の入所日です。
明日で風雅と出会ってちょうど10年。
あの日から今日まで、
いろんなことがあった。
活動が始まった時期も一緒。
一緒に過ごした時間は、
家族と同じくらい。
いや、それ以上かも知れない。
いろんな時間を一緒に過ごしてきた。
たくさん笑って、
たくさん泣いて、
たくさんの壁を乗り越えてきた。
そして今、
僕たちは同期として、
メンバーとして、
シンメとして、
“恋人”として、
同じ時を過ごしている。
今の時間は23時23分。
あと40分足らずでちょうど10年。
そんなふうに
昔の思い出話をして懐かしんでいた。
そして、
ついに0時00分。
その瞬間、
走馬灯のように風雅との記憶が
僕の頭の中を駆け巡る。
最初は可愛い風雅ばかりで、
僕は全然目立たなかった。
仕事のない日々が続き、
ベランダで毎日泣いていた。
やっと仕事が増えてきても、
風雅や斗亜、彪太郎、琉巧をはじめ、
後輩たちのバックをすることもあった。
それでも努力して、
だんだん認めてもらえるようになって、
ちび5として僕、風雅、斗亜、こたちゃん、琉巧と活動することが増えて行った。
康二くんや大吾くんたちと一緒の舞台に立てた。
“Lilかんさい”として
初めてグループに所属した。
もちろんシンメは風雅。
どんな時も風雅が近くにいた。
僕のシンメは風雅しかいなかった。
きっとこれからも、
僕のシンメは風雅だけだし、
風雅のシンメも僕だけでありたい。
改めてそう思った。
ギュッ
…
頑張らないとなぁ。
いつか、
この約束が果たせるように。
絶対デビューして、
笑える日が来るまで、
もっとたくさん。
これから先、
10年後も20年後も、
こうやって、
笑えたらいいな。
未来のりとかんが笑っていますよーに!
そんなことを思いながら、
風雅と一緒にベットに入り、
目をつむった。
明日、
いや、
今日の記念日デートに向けて。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!