第124話

story.105
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2024/07/02 12:20

爺に連れられて
庭園らしいその豪邸を歩いていると

ふと、ガラスが引かれた縁側に人が居る事に気づく


掃き掃除

らしき行動をするその人は、どこか見覚えがある


コネシマ
……?


思わず立ち止まって、
雨でボヤける視界を何とか広げるも、よく見えず

チンタラしている間にその人は奥の部屋へ行ってしまった

……残念、知り合いかと思ったけど…
エーミール
ぅお…、何で急に止まるん…
コネシマ
えぁ?あぁ、ごめん…
エーミール
なんかあったん?
コネシマ
…いや


気のせいか、と言い聞かせて
少し先で手招きする爺の方へ走って向かう

此処は、ガレージ奥の裏口です。
…その服を着替えさせたいですけど、まずは主人への説明が先ですかね…
多分、中にはいらっしゃるでしょうけど…
その格好で屋敷に上がるのも少々…


泥だらけの服を見て中に入れるのを躊躇う爺
…まぁ、流石にそうやんな。

爺さんの独断やし、普通に無許可で屋敷に居る状況



……流石に、一手引いた方が良いか

コネシマ
俺等、外で待っときます
大丈夫ですか?
…屋根があるとはいえこの土砂降りですし…
コネシマ
大丈夫。…ずっと、外居ったし
そ、そうですか…。…では、
少しの間待っていて下さい、すぐ戻ります
此処の段差にでも…掛けといて…
あと、あまり不用意な行動は控えて下さい
怪しまれると、いけませんから



そう釘をさして、裏口から屋敷へ入る爺

……足音、聞こえへんくなったかな…
















コネシマ
はぁ…っ!!(動悸)
コネシマ
全然、心拍数おさまらへん…やばい…
エーミール
はあ…、一応敷地には入れたけど…
此処で滞在っていうか…潜入捜査?
とか出来るからどうかは、あのお爺さん次第やし…
コネシマ
この屋敷の何処に、杏チャンおるんやろな…

想像以上にでかいし、別棟もある…



雨もやまず湿気でイライラが募る中

早急に帰りたくなる俺に、
潜入もクソもないのでは無いかと1人考える←

エミさんも、割とキレそうな顔してるし(恐怖)


エーミール
…さっき車で話してたやつ、今なら言えるんちゃう?
コネシマ
……エェ?()
エーミール
家帰ってから詰められるか、
今俺に話して内容によっちゃ黙秘するか
エーミール
どっちにする?(圧)













あかんわ怖い(冷や汗)

マジで誰にも言ってへんし…
特に重くも思ってなかったため言い訳に困る
…いやぁなんで、

なんであんな車内で言ったんやろな……(困惑)


なんか変に思い出して泣いてもうたし、まだ潜入もしてへんのに…()

エーミール
で、どうするつもりなん??
コネシマ
うぅーーーーーーーん(滝汗)


下から目ん玉ひん剥いて覗いて来るエミさんは
それはそれは過去一怖いもんで。普通に(真顔)




特に的確な言い訳も思いつかず、
爺が戻って来るのを待ち時間を稼ぐおれ

いやほんまに早く帰って来てくれ、ほんまに←






なぁ?と追い打ちかけて来るサイコパスを
適当に流していたその時







ザザ…と砂が擦れる足音





コネシマ
…!爺………

























コネシマ
っえ、

















…お前等、此処で何してんの?
どっから入って来た?



何一つ、上手くいかない潜入捜査

お先真っ暗にも、程があるんとちゃうか












近海 岩梅きんかい いわうめ

まごう事なき、
杏チャンを攫った第一候補者


近海岩梅
おい、聞いてんの?クソガキ
駄作小説爆誕マシーンあお
駄作小説爆誕マシーンあお
『スランプ』とかいう、
ただ下手なだけな事実を良いように改変した都合のいい言葉があるのでこれを使おうと思います。スランプだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!下手なんだ!!!!!!!
駄作小説爆誕マシーンあお
駄作小説爆誕マシーンあお
結構何書いてるか分からんよねわかる)
駄作小説爆誕マシーンあお
駄作小説爆誕マシーンあお
そして小賢しいので、宣伝です(2回目)

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