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1限目 ― 魔法薬学
セブ「初めまして、生徒諸君。
魔法薬学を担当するセブルス・スネイプだ」
静まり返った教室に、威圧感のある声が響く。
続けて、スネイプは魔法薬学についての話を始めた。
あなたは最初こそスネイプの話を聞いていた
が、棚の至る所にある薬草や木の実に気を取られ
それらを眺めるのに一生懸命になっていた。
『(真っ青の茎から伸びる葉の色は…紫?赤?
色が変化してる…。
その横の瓶に入ってる木の節は目玉のように見え
るわ。
しかもいっぱいあ
セブ「おい!!」
……
セブ「…ウィーズリー。吾輩の初めての講義を居眠りと
は関心ですな。グリフィンドール1点減点」
ロン 「す、すみません…」
『(焦った………っっ)』
教室の空気が張り詰める。
今までうたた寝をしていた者、よそ見をしていた者の視線が一気にスネイプに集中した。
セブ「本日の講義では、簡単な傷が治せる薬の調合
方法を諸君らに伝授する」
スネイプは幾つもの瓶を取り出してきた。
セブ「これはシェパーズという薬草である。
その辺の森には生えていない、とても貴重で
手に入れるのが困難な植物だ。
ちなみに
ここにある薬草を盗む者がいようものなら、
その時は調合の材料になってもらう」
スネイプはそう言いながら薬草を大鎌の中に入れた。
あなたはスネイプの説明をノートに書きまとめ、
真剣な眼差しで調合の様子を観察した。
調合の際に出る光が、スネイプの服を青白く照らす。
数分程で薬の調合は終わった。
あなたはその不思議で神秘的な調合の様子に心が踊った。
セブ「この調合についてより深く知りたいと思う者は
放課後吾輩の部屋に来るがよい。
まぁ、この中にそのような人間がいるとは
思ってないがね」
―放課後
ハリ 「あ!あなた!
今からみんなでお菓子食べて遊ぶんだけど一緒
にどう?」
『ごめん、また今度誘って!』
あなたは何冊もの魔法薬学本を抱えてあの教授の
部屋に駆け出していた。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。