
俺の記憶は人生の途中からしか存在しねぇ。
衝撃で記憶を失ったあんたとは違う。
8年前のあの日以降しか
人生そのものがねぇんだ。
それ以前は闇だ。

8年前…
((壁によりかかりながら聞いており))

あなたさん
((あなたに駆け寄り腕を握る))

どこだかわからねぇ闇の中にただ浮かんでた
その空間に誰かの手が封印を破って
侵入し俺を外の世界に引っ張り出した
あの手はあんただな?
あんたはどこで俺を見つけた?
それを知るために俺はこの事件を追った。
さぁ、全部吐いてもらおうか。

いっ…
(なんだ…この感覚……)
--8年前

お兄ちゃんまた来たの?

近くに居たから見に来ただけだ。

そっか。

最近どうだ?
何もされてないか?

んーん…毎日実験ばっかり。
僕の中にある"いのうりょく"
ってやつを調べてるんだって。

…そうか……
(人間は愚かだな。
こんなガキに能力なんていらないだろ…。)

お兄ちゃん

ん?

僕いつか死んじゃうのかな

…なんで?

最近ね…よく夢見るんだ…

夢?

うん。
僕が怪物になっちゃう夢

怪物?

真っ黒な怪物。
なんか爆発しちゃって
周りを見たら僕が怪物になってる夢

…(異能力とやらの暴走か?)

お兄ちゃん…僕死んじゃう?

…死にやしない。
人間80年の時代だろ。
異能力の暴走なんてありはしないんだから
お前が死ぬなんてありえない。

そっか。
お兄ちゃんがそういうならそうだね。
…ねぇお兄ちゃん?

んー?

僕も悪魔さんになれるかな。

は?

僕がお兄ちゃんみたいな悪魔さんだったら
実験なんてされずに済んだのかな…

…悪魔だったとしても辛いだけだぞ。
(…確かこいつは人工異能で生まれた子…
だったよな……。)

悪魔さんって辛いの?

辛いことだらけだぞ。
友人も作れないしな。
恋しても叶わない事も多いしな。
(人間に恋した事もあったな…
結局死んじまったけど…)

そっか…

悪魔なんて知られた時には
戦争に駆り出されたこともあった。
いい事なんてひとつも無いさ。
それにな…

それに?

…悪魔が実験されないなんて無い。
俺も何度も実験された。

え?

((シャツの袖をめくり))
これは実験の後だ。
何度も注射器で血を抜かれたり
腕を切られたりした。

…お兄ちゃんはどうしたの?

殺した

え?!

最初は大人しくしてたさ。
でもな馬鹿らしくなって
実験に関わったヤツらを全員殺した。

そう…なんだ……

別に必ず殺せってわけじゃないさ。
俺はそうしたってだけ。

僕には出来ないや(苦笑)

まあ、お前が必要なら
俺は力を貸すけどな。

ホント?

ああ…一応お前に呼ばれて
俺はここに居るからな。

…その時がきたら助けてもらうね。

おう。
…そういや、お前名前は?

僕?僕は中原中也!
周りの大人は難しい名前で呼ぶけど、
名前をつけてくれた人は
そう呼んでくれてるよ!

中原中也か。
よろしくな中也
--現代

(ああ…俺はあの時…)

なぜ重力で防御できない…

ッ…中原中也…

私の亜空間は弾丸と違い
物理法則の影響を受けない。
さらにその空間は通常空間から
隔絶された異世界でもある。
そして私が招かぬ限り入ることはおろか
出ることもできない。
((攻撃をしかける))

僕を避けて異空間を展開している…
僕の異能を知っているのか?

知ってる…のかもな…

てめぇ!

今ので死なぬとは…
さすが荒覇吐の化身。
中也君、
この空間内で君は
私に触れる事はできないが
私は君を自由に攻撃できる。

そのバカに直接触れた異能は無効化される。
隔離するように亜空間を展開すれば
こっちにはいい延滞になる。

確かに彼の存在は異端。
欧州にすら存在せぬ究極の反異能力者

欧州?

しかし…

((大鎌で攻撃をしかける))

危ないっ!
((太宰の腕を引き庇う))

ッ!あなたさん!

大丈夫…かすり傷…
(あの大鎌…先代の……)

フフフ…息災か?小僧共

死んでた割には顔色がいいねぇ…ボス
((あなたを支えながら見つめ))
いや…先代ボス。
…まいったねぇ。
先代の持つ大鎌は異能じゃなくて
実在する物質だ。

つまり、てめぇらでも
斬られりゃ死ぬってことか。

…そうなるな…
(まあ、俺は簡単には死なんが)

…先代は死んだ…
何をしたんだい蘭堂さん?

私の異能は亜空間の中にある
死体を私が使役する異能生命体にできる。
もっとも一度に使役できるのは
一人のみだがね。

…なんちゅー異能を持ってんだよ……

すごいね。
これほどの異能力を
今まで組織に隠していたのか。
あなたは一体何者なんだ?

かつての私は欧州の異能諜報員だった。

欧州の異能諜報員…
(確かヴェルレエヌもそうだったよな…)

そして日本政府が発見したという
未知の高エネルギー生命体を
奪取するためにこの国に来た。

それが荒覇吐ってことか…

私が今回の謀略を決意したのは中也君、
ただ君を探し出して殺し
先代ボスに代わる
次の異能生命体として取り込むためだ。
太宰君、あなたさん。
君達の掴んだ情報をボスが知れば
私に刺客を差し向けるだろう。
済まないが君達も中也君と共に死んでくれ

〈なぁに大した仕事じゃない。危険もない〉

嘘つきが…

面白いじゃないか…
ねぇ、中也。
こいつら倒そう。一緒に

あァ?あなたはともかく
てめぇは死にたいんじゃねぇのか?

少しだけポートマフィアの
仕事に興味が湧いてきた。
表の世界では死は日常から遠ざけられている。
でもマフィアの世界では
死は日常の延長上であり一部だ。
僕はそっちの方が
正しいんじゃないかと思う。
なぜなら“死ぬ”は“生きる”の反対じゃなくて
“生きる”に組み込まれた
機能の一部に過ぎないからだ。
死を間近で観察しなくては
生きる事の全体像は掴めない。

つまり…自殺願望のてめぇが
生きたくなった…ってことか?

試してみる価値はある。
そう思っただけさ

無用じゃな!
子供は死ぬ時間じゃ!
((攻撃をしかけ))

そうかい!
((攻撃を避ける))
そういうことだ。わかるよね?

俺に指図するんじゃねぇ
((蘭堂に向かい攻撃をする))

あなたさんは下がってて。
傷深くなるといけないから。

……わかった。

8年前の君を荒覇吐を
異能生命体として取り込もうとした。
だが出現した瞬間荒覇吐が
周囲の全てを吹き飛ばしてしまった。
同じ失態は犯さない。
今度は完全に絶命させて必ず取り込む!
((中也の足を異能で捕まえ捻じり
地面に投げる))

うわぁああ!
((地面にぶつかる))

何!?自らの体を高重力化して
密度を増し衝撃を受け切ったのか

なぁ…何で俺が両手を封じて
戦ってたか教えてやろうか。
いつか負けそうな時がくりゃ…
そうすりゃちっとは愛着が湧くと思ったんだ。
……この俺って人間にな。
((両手をだし))

素晴らしい!
君を取り込めばこの身に
感じる寒さも吹き飛ぶか!

来い!中也!

てめぇが動くんだよクソ太宰


終いじゃ小僧!
((攻撃をしかけ))

((受ける))

治!

おい!

何!?

((包帯が取れ右手に仕込んでいた
鉄製の物が現れ攻撃の勢いで後ろに飛び))
中也ァー!


来い!太宰ー!


(ああ…森さん。
貴方が彼らを組ませた
理由はこれだったんだな…)

させるか!
((異能力を最大限に使い))

うわ…((吹っ飛ぶ))

ぐっ…((異能力で耐え))

((中也の所まで行き手を掴む))

((異能無効化により落ちていき))

終わりだ蘭堂…
重力からは逃げられねぇ!
((蹴りをかます))

((蘭堂の異能が消えた為苦しそうにもがき))

蘭堂さんの亜空間が消えれば
当然あなたも消える。
だけど…
((パンチを口にあたえ))
一発くらい受け取ってよ。
僕からのお礼…
そしてあなたさんに怪我を負わせた罰

((蘭堂の異能が最大限に使用された時に
壁にぶつかりズルズルと座り込む))

てめぇは手品師か、クソ太宰

あのね中也、
何の意味もなくギプスなんて
つけるわけないでしょ。
((蘭堂に近づき))
全部話してくれるよね?蘭堂さん

8年前のあの日、
私は相棒である諜報員と
共にこの地に潜入していた。
軍が秘密施設に封印しているという
高エネルギー生命体を奪取するためだ。
だがその生命体を手に入れたあの時、
相棒が私と祖国を裏切った。

(やっぱり…蘭堂とヴェルレエヌは
組んでいたのか…)
((座り込んだまま話を聞き))

私と彼はその生命体を奪い合い
その挙句この国の軍に
見つかり追いつめられた。
その包囲を突破するために
私は奪った生命体、
つまり中也君を私が操る異能生命体と
すべくその封印を解いたのだ。

…

その瞬間あの施設を記録ごと吹き飛ばし、
同時に私も記憶を失った

(蘭堂さんも俺と同じ…
記憶を無くした者)

私の名は蘭堂ではない。
私の所持していた帽子のスペルを見た
この国の者が誤読して名付けたのだ

相棒はどうしたの?

私がこの手で殺した

…(ヴェルレエヌは死んだ…か…
だから手紙が途絶えたのか。)

中也君、君は荒覇吐そのものではなく
荒覇吐を制御するための入れ物として
選ばれた人間なのだろう。
だが君は荒神としてではなく
一人の人間として強い。

そりゃどうも…

君の中に何が住んでいようが君は既に君だ。
それでよいのではないか?
全ての人間…全ての人生は結局
自分が何者か知らないままに生きるのだから…。
不思議だ…少しも寒くない…

……
(あー…傷の塞がりが悪いな…
そんなに深く切られてたか?)

ッ!あなたさん!!
((思い出したように
あなたの所へ駆け寄り))

…うるせぇ……

((ゆっくり歩いてきて))
大丈夫か?

大丈夫に見えるか?
中原中也
(中也は思い出してはなさそうだな…)

肩貸すぜ?

ちょっと!
あなたさんに触らないでくれる?

あぁ?!

バカがうつるでしょ?!
あとチビ菌も!

今チビって言ったか?!
俺はこれから伸びんだよ!!

…てめぇら……

((あなたの方を見て))

怪我人の前で
ぎゃあぎゃあうるせぇんだよっ!!
続く

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最近TikTokに役者さんの画像使って
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小説上げるの忘れてました。
ヾ(_ _*)ハンセイ・・・
以後気をつけます(..)゛スミマセンデシタ…
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