ぽんちゃんは完全に鬼になっていた
牙もツノも生え、前より妖艶な見た目になっていた
ぽんちゃんは覚悟を決めて鬼になったのだ
……私もそろそろ覚悟を決めなければいけない
…まぁ、戻ってこれるからわからないけど
私は記憶で見たんだ
なぜこの世界に能力というものが存在してしまったのか。
それは初の人類ともいるアダムとイブが生殖機能を使い、人類を増やして行った。
そのうちの1人、ナーバスという人がいたんだ
ナーバスは他の人間達に虐められていたんだ
気弱だし内向的、いじめるにはちょうどいいとでも思ったのだろう。
ナーバスは百年間、ずーっと虐められていた
逃げ出したくてもアダムとイブが引き留めていて地獄から解放されなかった。
でも、ある日逃げ出したんだ
逃げ出して、とにかく見つからないような場所に走って、走って、ついた場所が真っ黒な神殿だったんだ
真っ黒な神殿にはとある水晶が置いてあった
その水晶にナーバスは興味本位で触れてみた
…その時からだ、この歴史が始まったのは
私は今からその水晶の場所に行き破壊してくる
そしてあなたの下の名前(カタカナ)が犯した罪を私は償うんだ
あ、ちなみに数年は帰ってこないつもり☆
なんでわかったの…!?
ガクンッ
バタンッ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。